電話会社からの請求は通話料だけについて、であり、利用していない、情報を受けていないのに、情報料金が発生することはありえません。(一般回線で「ダイヤルQ2」を利用していれば情報料の請求は当然含まれます)
にもかかわらず、電話会社以外からの請求書が来たとすれば、それは「不当な請求」になりますから、当然支払い義務は発生しませんので、支払う必要はありません。
テープ音声によるガイダンスで、それに従って番号をプッシュして自己情報をもらしたり、実際に情報を得る、というようなことであれば請求が発生する、という可能性はありえますが、それは「利用したから」ということになります。利用したものについては支払い義務はあることになるでしょう。
しかし、問題は「利用してもいない、すぐに切った、のに請求が」という点ですが、繰り返しになりますが、そのような被害事実は確認できていません。仮に、そのような事態があれば、「不当な請求」として、請求してきたところに申し出るべきでしょう。
おそらく、誰かが「ワン切りの着信記録の番号にかけて、ガイダンスに従って、利用してしまって、考えてもいなかった請求がきて、驚いた」という事実があって、それを「利用した」とは言いづらいので、「ただかけ直してすぐ切ったのに」という言い方をして、いつの間にか「利用してもいないのに、請求が来た」ということになってしまったのではないか、と考えられそうです。
実際に、「10万円くらいの請求が」といったようないわゆる「怪文書」が大手企業や大学関係などに出回っている、という話は伝わってきておりますが、その真意や意図は今のところ不明とされています。
「利用してもいない料金を請求されることはおかしい」という点をしっかり認識すれば、そのような不安を持つ必要はありません。
なによりも、「相手のわからない、知らない電話番号にはかけないこと」が第一です。着信記録があっても、知らない番号ならすぐに削除することです。
もしくは、うっかりかけてしまって、テープ音声が聞こえて、その番号が「ツーショットダイヤル」であるとかの、悪質な番号であるとわかった時点で、自分の携帯電話に登録しておけば、以後、その番号からかかっても「あ、かけてはいけない番号だな」とわかるので、自己防衛の手段にはなります。
また、「着信拒否」に設定することもできます。着信拒否にすると先方には通話中の音が流れてつながりませんが、着信記録は残ります。着信拒否した番号であればやはりすぐ記録を削除することでしょう。
どうしても「着信記録の電話番号が気になる」場合は、「非通知」に設定してかければ先方にあなたの電話番号は残りません。もしくは「公衆電話」からかけてみる、というのもあるでしょう。