ひったくり被害を防ぐ!
自転車に乗った女性が、前カゴにしっかりとカバーをつけ、ひったくりされないように工夫していました。おそらく過去にひったくり被害に遭った方ではないか、と思われました。「防犯」というのは、犯罪を未然に防ぐことですが、なかなか自分が痛い目にあわないと注意しないことが多いようです。被害に遭ってから気をつけるようになる人は多い、というより、それこそトラウマとなって、過敏なほど注意するようになるものです。被害に遭わないためには、「自分にはねらわれる理由があるか」ということを自問してみましょう。狙われるバッグの持ち方
- 自転車の前カゴにバッグをそのまま入れている
- バッグを手に提げて持っている
- トートバッグを腕に軽くかけただけ
- ショルダーバッグを肩にかけて、ストラップをつかんでいない
という方は要注意です。前カゴにバッグを入れるなら、ネットやカバー、ひもなどを使ってひったくりに備えましょう。それが面倒なら、せめてほかの荷物の下にバッグを入れて取られにくくしましょう。
安全なバッグの持ち方提案
- バッグ・イン・バッグ
- バッグ・マジック
- 渡る世間に“ひったくり”もぜご覧ください。
として、コンビニやスーパーなどの袋を小さく折り畳んでバッグに入れておき、前カゴに入れる前にバッグを袋に入れてしまいましょう。さらに自転車のハンドル部分やカゴにしっかりとくくりつけるといいでしょう。
歩くときも、手提げバッグであってもしっかりと腕を通して前に抱えて、ひったくりされないようにしましょう。また、あとは自宅に帰るだけ、ならばステキなバッグであっても人に見せる必要はないでしょう。やはりスーパーなどの袋に入れて持てば、買い物袋に見えて、ひったくりの対象から外される可能性が高くなるでしょう(もちろん入れるところを見られてはいけません)。
できれば本当の買い物袋と二つ下げ、どちらに財布やバッグが入っているかわからないよう時折持ち替えてみるとよいでしょう。
最寄り駅からの帰路、環境をよく把握して、ひったくりされないように、けっして被害に遭わないように注意してください。自宅への経路が安全かどうかという点については、この記事のケースをよく読んで、比較してみていただくとよいでしょう。
※01年11月10日(土)13時30分~14時5分 日本テレビ「報道特捜プロジェクト」~「悪質ひったくりの実態」内で、このケースについて筆者がコメントしました。
また、具体的な場所を知りたい、という方には11月21日発行(No.36)の防犯メールマガジンでお知らせしますので、この機会にぜひ「防犯」メールマガジンをご登録ください。
※このガイド記事公開後、テレビ等で何度も取り上げられて以降は、この場所には「ひったくり注意!」の“立て看板”が立てられ、街灯も明るくなり、被害件数は減少しました。