車に警戒!
子どもの安全は、誰が守る? |
道を尋ねられるなど、一見日常的なようですが、悪意をもっているかどうかということは結果を見てみなくてはわかりません。最近はカーナビゲーションシステムも発達していますし、車に乗っていれば地図も載せているでしょう。交番を見つけたり、大きな通りに出て見るなどして、車を運転する人は子どもに道を聞く、という行為自体、まともな大人は避けなくてはなりません。
子どもとしては「他人に親切」のつもりがとんでもない悲劇を招くことになりかねないので、車から声をかけられても聞こえないふりをして、その場からすみやかに遠ざかるようにするべきでしょう。
「相手がいい人か、悪い人か」「連れ去られるかどうか」を自分の身をもって、確かめる必要はありません。安全な人物かどうか見きわめられないうちは、また余裕をもって安全な対応ができるようになるまでは、関わらないことが無事でいられる唯一の手段です。
若い女性なども車で連れ去られる場合がありますから、人通りのないところで近づいてくる車には気をつけなくてはなりません。
とくに後ろから近づいてくる車には、早めに気がつくことが大事です。音やライトなどに敏感になりましょう。車がそばで止まりそうなときは、車のドアが開いたときに近くにいないように離れているようにしましょう。車のあるご家庭なら実際にどのくらい離れていれば、腕をつかまれたりしないかやってみるといいでしょう。
車が止まったとき、引きずり込まれないように開いたドアの内側ではなく外側に立つように、また、もし危険な場合は、追いかけられないように車の後方に向かって走って逃げる、ということも覚えるといいでしょう。
いつもの通り道のどこで危ない目に遭ったら、助けを求めるのにどこに逃げるのがいいか、ということも考えておきましょう。一番近いコンビニはどこか、交番、知り合いの家、また「こども110番の家」なども普段から確認しておきましょう。これは子どもだけではできないので、必ず親などの保護者が一緒に調べておくことです。
→一人にならない