【携帯電話のワン切り】
携帯電話に相手の電話番号を登録するために、相手にかけてもらうというやり方がありますが、そのようなまともな使い方とは別に、「ワン切り」(ワンコールしてから切ること)というのがあります。
一回鳴っただけで出る前に切れてしまったり、鳴ったことすらわからないほどの素早さで(呼び出し音を鳴らさずにかけるのが高度のテクニックらしい)、電話番号が表示されたまま残ります。気になってその番号にかけてみると…?「ツーショットダイヤル」の受付電話だったり、「出会い系サイト」の案内であったりします。
東京なら渋谷、新宿、池袋といった繁華街あたりの局番あるいは大阪などからも、やけにゴロがいいとか、きれいな番号だったりすると、そういった電話の風俗関連業種であると推測することができます。「ワン切り」は金もかけずに(人件費はかかるでしょうが)営業しようという新手のやり口です。数十人、数百人のうち何人かはその番号にかけてみるかもしれません。さらにそのうちの一人でもひっかかればしめたもの。
一日中、昼夜を問わずに電話はかかってきます。深夜2時や明け方の4時にも鳴ります。眠りを中断されることは大変つらいもの。迷惑このうえないものです。それでは電源を切っておけば?とは言っても、緊急の電話があるかもしれないと切れずにいる場合もあるのですから困ります。それに誰か知っている人の電話番号だったかな?と、悩んでしまったり、念のためと電話番号を確認したりもします。
【ちょっと待って!】
でも、よく考えてみると、そんな深夜に用事があるでしょうか? 本当に用事ならば、相手が出るまでかけ続けるのではないでしょうか? やはり単純に「電話番号を残して、相手がかけてくるのを待つ」という行為でしかないと思えます。そのような電話にはかけ直す必要はまったくありません。相手の思い通りになってしまいます。ましてや電話代がこちらもちでは割に合いません。
どうしても気になるのなら、「コレクトコール(106番)」を利用しましょう。通常は「ツーショットダイヤル」などはテープの音声ガイドになっていることがほとんどです。テープ音声や留守番電話などであればつなぐことはできないので、料金もかかりません。
(やはりツーショットダイヤルのワン切りか…)と納得することはできるでしょう。しかし、そんな手間もばからしいものです。覚えのない電話番号は即座に着信メモりを削除しましょう。ヘタに残しておいて後で誰かわからず気になってかけてしまった…なんてことがないように。
携帯電話番号をメールアドレスにしておくと、一日に何件もの迷惑メールが入ってきて困る…という事態はメールアドレスを新たに設定することで防ぐことはできますが、単純な名前だけだとそれでもまだ迷惑メールが来る、という人もいます。アドレスを設定するときはひとひねりきかせたものがいいでしょう。
11月27日に「緊急情報!ワン切りトラブル」というクローズアップ記事をアップしております。「ワン切りの着信番号にコールバックすると高額な請求がくる?」という噂を追跡。トラブルの不安を解消するために、ぜひご覧ください。
1月9日に「ワン切りで請求書?心配ご無用」というクローズアップ記事をアップしております。実際に請求書が来たので不安、という方はぜひご覧ください。
1月30日に「屈するな!電話でカツアゲ」という記事をアップしております。
ハガキではなく、「直接、電話に請求の連絡がきた」ので不安、というご相談にお答えしております。ぜひご覧ください。
4月13日に「Q2利用代金請求書だって?」という記事ををアップしております。封筒に入った請求書が届いた、という件について解説しています。