防犯/防犯関連情報

火事場泥棒を許すな!自分の身を守るのは自分! 災害後の悪質犯罪から身を守れ!

災害後の極限状態ともいえる荒廃した場面では「無法地帯」となることが予想されるので、徹底的な自己防衛の準備が必要です。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

「防災の日」に向けて、各家庭での非常持ち出し袋の見直しがなされる時期ですが、食料その他の通常の持ち出し品については
オールアバウトジャパン「防災」サイトで今一度ご確認ください。
さて、貴重品の持ち出しについてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。
震災などの自然災害のあとで、避難所に避難している人々の自宅が荒らされるということを聞き及びます。いわゆる「火事場泥棒」という言葉にあるように、災害で受難した人に追い打ちをかけるような悪質な犯罪です。「まさか、そんなヒドイこと」と誰もが思うのですが、突然の災害で貴重品の持ち出しも思うようにならなければ、各戸にそれぞれ何らかの貴重品がそのまま残されていることを考えれば、ドロボウの出現は当然予想されるものなのです。

#貴重品#
現金
身分証明書
預貯金通帳
印鑑
健康保険証
株券、不動産権利証書、保険証書などの重要書類
貴金属類

といったものがあげられますが、価値観はそれぞれなので、絶対に失いたくない思い出の品物なども後悔しないように持って逃げられるようにしておくとよいでしょう。

ところで、万一に備えて貴重品一切合切を一カ所にまとめておいたところ、ドロボウに入られて丸ごと盗まれた、という泣くに泣けない、笑えない話もあります。それに、普段は盗難被害に備えてたとえば通帳と印鑑は別の場所に保管しておくこと、などと言われていると、一カ所にまとめて袋に入れておくのはよくないし、でもいざというときは全部持って逃げたい、と矛盾した感じでどうしたらよいのかとまどってしまいます。

とりあえず、普段は別々の場所に保管しておき、いざというときはそのどちらも持って逃げ出せるように心構えと準備をしておきましょう。「こことそこだっ」と素早く手に取れるように、いつも考えてシミュレーションしておくといざ本番というときにもスムーズに行動できる可能性が高くなります。
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