痴漢を特定して突き出す!
そのときには声が出せなかったり、うっかりブザーを持っていなくて、どうにも対処できなかったとしたら、相手を観察して様子をしっかり頭にたたき込んでおきましょう。そして、迷わず駅員や鉄道警察隊に報告しましょう。「痴漢は常習者が多い」のです。一度やった人はもう一度やる、やる人は何度でも捕まってもやる、のです。自分はそれ以後被害を受けないとしても、他の人が必ず被害を受けます。
「届け出ること」は大変重要な行為なのです。
「二度とこのようなことが起きないように」
「私のような思いをする人がこの先出ないように」
必ず届け出るようにしましょう。
観察する方法としては、目に見える範囲で相手の特徴を捉えます。
といったことを確認します。
窓に映った姿で、判断するのもわかりやすいでしょう。
さらに、
その人物の情報をもらさず覚えるくらいのつもりでチェックするのです。
声は出せなくても、「自分に痴漢行為をした男」を許してはいけません。必ず警察に突きだしてやるくらいの気持ちがなければなりません。声は出せなくても、特徴を覚えて訴え出ることで、いずれ鉄道警察隊の協力のもとに犯人を捕まえることができるはずです。
痴漢として捕まれば、困るのは彼らなのです。勤務先に知れたら解雇処分になるかもしれないですし、妻に離婚されるかもしれません。でも、それほどの罪を犯す彼らを許すことはないのです。これは「自尊心」の問題と言えるでしょう。そして社会の問題なのです。
「いや、それほどまでしなくてもとにかく痴漢はイヤ」と思う女性もいることでしょう。それならば、痴漢に遭わない工夫をしましょう。拙著
『ヘンな人、危ない人から身を守る』並木書房
『父が娘に読ませたい「安全作法」の心得』中経出版
には、ここで述べた以外にも具体的方法がたくさん記載されているのでぜひ参考にしてください。
いい年をした男が痴漢行為をするなんて…。「誠に遺憾に存じます」遺憾=残念なことです。
痴漢は犯罪行為です。「痴漢はイカン!遺憾!」