迷惑防止条例改正から1年

東京都の「迷惑防止条例」のうち、痴漢の被害者が「婦女に対し」と限定されていたものが「人に対し」と改正され、男性への痴漢行為も取り締まり対象となってから1年が経過しました。

警視庁生活安全特捜隊の発表によると、平成13年(2001年)9月1日以降、今年8月までの1年間で、男性への痴漢行為をしたことで、都内で19人の男が逮捕されています。

2001年9月末に、埼玉県内に住む会社員の男(33歳)が東武伊勢崎線の電車内で、男子高校生(16歳)の下半身をさわったとして取り押さえられ、痴漢の現行犯として逮捕されました。会社員は容疑を認め、罰金30万円の処分となりました。

また、2人が「相手を女性と思って」痴漢行為をしたところ、現行犯逮捕されてから男性とわかったというケースでした。

以前からも男性への痴漢行為はあったものの、「迷惑防止条例」では取り締まることができなかったので、被害男性らの要望により、条例が改正されていたものです。

痴漢行為を受けて、行為者を駅員に突き出したとしても「さわられた」だけでは取り締まることができなかったのです。これは、女性が痴漢被害を受けても犯人に「やっていない」「知らない」「証拠はないだろう」と言われて逃げられてしまうのとかわりはありません。どれだけの男性が納得のいかない、不満な思いでいたことでしょう。

女性の場合は、女性の申告だけで痴漢が捕まり、ときにえん罪というケースもあるのですが、男性だから痴漢被害を受けても捕まえることができない、男性被害者にしてみれば、男性であるというだけで「痴漢」被害を取り締まってもらえないというのはあきらかに不平等です。条例の改正は当然のことでしょう。

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