洗い流さないトリートメントの効果的な使い方
洗い流さないトリートメントは、根元10cmのところから毛先につけましょう。頭皮にはつけないように! |
・オイルタイプ……油分が多く配合されているので、髪をコーティングする効果が高いのが特長。つけてすぐツヤ髪になれます。つけすぎると重い仕上がりになりますので、使用量に注意が必要です。
・ミルク(乳液)タイプ……オイルタイプよりもさらっと髪になじみ、しっとりとした仕上がりになります。
・ジェル(美容液)タイプ……髪の内部への浸透力が良く、保湿と髪のダメージをカバーする効果があります。
・ミスト(スプレー)タイプ……手を汚さずに、さっと髪全体につけることができます。スタイリングローションとしても使えます。
いずれも、なるべく頭皮につかないよう、根元10cmぐらいから毛先にかけてつけるようにしてください。頭皮につくとべたべたしたり、毛穴がつまったりする原因になります。シャンプーできれいになった頭皮からは適度な皮脂が出て、頭皮と髪の根元を保護してくれますので、トリートメントの必要はありません。
ダメージヘアには、洗い流すトリートメントとの併用を
普段はどちらか一方で良いと思いますが、髪のダメージがひどい場合は、洗い流すトリートメントと併用しても良いでしょう。シャンプー→洗い流すトリートメント→ブロー→洗い流さないトリートメントの順番で使うのが効果的です。洗い流さないトリートメントで環境保護を
以前、「衝撃! 髪には個人情報が詰まっている!?」の記事でもご紹介したように、リンス・コンディショナー・洗い流すトリートメントは、98%が水に流れていってしまうと言われています。想像してみてください。日本の女性のほとんどが、毎日洗い流すトリートメントを使い、そのほとんどが海に流れているということを──。このような環境保護の観点から考えると、私は洗い流さないトリートメントだけで十分ではないか、と思います。
私がおすすめするのは、生物分解性がよく、水にもよく溶けるアミノ酸系シャンプーを使い、タオルドライ後、洗い流さないトリートメントを少量つけて髪を保護します。それからブローをして、乾いた髪にもう1回洗い流さないトリートメントをつければOKです。
これからも、洗い流さないトリートメントはさまざまな製品が開発されていくでしょう。私たち一人ひとりが「環境保護」の観点から商品を選べば、近い将来、洗い流さないトリートメントがヘアケアの主流になるのでは、と私は考えます。
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