「風通しを良くする」暮らしのコツ


1.「手間を惜しむ」か「費用を惜しむ」か、選ぶ

窓
朝起きたら、何はともあれ窓やカーテンを開けて新鮮な空気を通す。そんな習慣づけが大切。
『換気』にはおおまかに「自然換気」と「強制換気」の2種類の方法があります。窓を開けたり、ドアを開けたりして、自然の空気を流す方法が前者で、電気と換気扇の力によって、強制的に空気の流れを作るのが後者です。

たとえ、さまざまな理由があって「閉め切り」を余儀なくされているような『開かずの隠し部屋(またの名を秘密ルーム)」であっても、的確な強制換気システムさえ稼動していれば、カビ臭に満たされたり、ダニの大発生に見舞われたりということは概ね避けられるはず。

でも、そういう部屋は往々にして維持にお金をかけたいと思えないものかも知れませんね。
で、あれば手動で「雨戸をあけ、窓を開け、カーテンを開ける」のです。

「手間を惜しむ」か「費用を惜しむ」か? の二択。
どちらかを選ばれるといいでしょう。


2.「ドアを開けっ放しにする」ことを厭わない

田の字プラン
よくあるマンションの間取り。3LDKの「田の字プラン」。開口部は全て南北のいずれかにしかなく、この間取りの場合ドア以外の窓は4箇所しかない。
「自然換気」を試みようと、風の出入り口となる二箇所以上の窓の無い、うなぎの寝床のような部屋があります。南北に長い、いわゆる「田の字プラン」の3LDKマンション居室や、廊下の無い2DKアパートなどで、間取り的には割合ありふれたものです。

このような住まいでは、風の出入り口を、住まい内部のドアや引き戸を開け放すことで確保しなければなりません。

『開かずの隠し部屋(またの名を秘密ルーム)』のドアを開けっ放しにするのは見た目にも麗しくなく、気が進まないという思いを圧して、できるだけこのような部屋のドアを開け放しておきつつ、生活するようにしましょう。また「ドアの開けっ放しはだらしない」という思い込みも不要です。カビが蔓延しちゃうよりだらしなくありませんから……。


3.「ホコリが舞い上がる」ことを恐れない

住まいというのは不思議なもので、窓を閉め切り、ドアも閉め切り、玄関も閉め切って「誰も入らない、居ない」状態であっても確実に(着実に)どこからともなくホコリが降り積もり、汚れていきます。

『開かずの隠し部屋(またの名を秘密ルーム)』をこれ以上荒らさないがために、その部屋のホコリを舞い上がらせないために、「敢えて」通風させていないのならば、その行為にはほとんど意味がありません。

わざとホコリを「舞い上がらせ、風で洗い流してこそ」の住まいの通風・風通しです。「そしたら家の外の空気が汚れちゃう」なんて心配はナンセンスですよ。地球上の空気は全て仕切り無く同一です。お宅のホコリぐらいじゃ大気汚染にはなりませんから!








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