まだまだ残暑は続く…

暑い日でもなるべくクーラーを使わず過ごしたい。それが可能な間取りとは?

暑い日でもなるべくクーラーを使わず過ごしたい。それが可能な間取りとは?

今年の夏も暑かったですね。盛夏は過ぎましたが昼間は暑く、夜は寝苦しい時期はもう少し続きます。

クーラーをガンガンかけると健康に良くないし、光熱費も気になりますよね。そこで今回は、クーラーになるべく頼らず、少しでも涼しく過ごせる「風通しの良い」マンションの間取りを考えてみましょう。

 

「風通り」は住まいにいろいろな影響を与える

窓を開けておくだけで自然な通風が得られること。そのような家に住まうことで、私たちが得られる恩恵はたくさんあります。涼風間取りという観点では、いかに住まいの中に風を取り入れることができるかが大きなポイントとなりますが、夏だけでなく、四季を心地よく過ごせること、カビを防いで室内の環境をよく保つこと、大切な家を長持ちさせること、すべてに影響を与えると言ってよいでしょう。

最もポピュラーな外廊下型と田の字プランで通風を得るには

外廊下型の模式図
外廊下型マンション模式図。北側に外廊下、南側にバルコニーがある。外廊下側は人が通るためプライバシーが劣る。
マンションの場合、北側に外廊下、南側にバルコニーがあり、南北に長い住戸が並ぶ「外廊下型」(右図)が最もポピュラーで、良く見かける形です。

その外廊下型のマンションでは「田の字型プラン」と言い、採光のとれる北側・南側に個室を配し、中央に台所や浴室などの水周りが集中しているプランが多く見られます(図1参照)。

 

【図1】典型的な田の字プランの例。中央に廊下があり、北側・南側の左右に居室、中央に水回りが置かれる。

【図1】典型的な田の字プランの例。中央に廊下があり、北側・南側の左右に居室、中央に水回りが置かれる。


このようなマンションでは、他の住人が通行する外廊下に面した窓を開けにくく、夏はクーラーガンガン…という状況を招きやすくなります。

風が通り抜ける窓がある?

もし一部屋に2箇所以上の窓があり、それが対面についていると、自然の通風が期待できます。しかし、マンションでは一部屋につき一か所の窓という形が多く、その場合は各室の窓とドアを開け、住戸全体で風が抜けるようにしたいところです。

しかし上記したように、外廊下型のマンションでは外廊下に面した窓はプライバシー上開けにくいという事情があります。そこで、何とか通風を得やすいようにできないか、くふうした間取りも出てきています。

次のページで外廊下型でもくふう次第で通風が得られる、その方法を見てみましょう!