住宅設計・間取り/住宅設計・間取り関連情報

シリーズ連続講座 間取り編 No.5 通風・採光は?

夏でも窓を開けていれば涼しいAさん、一方夏はクーラーなしではとてもすごせないBさん。隣近所なのにこの違いはなぜ?それは新築の際の通風計画にあります。ご覧下さい。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド





第1回 : 土地の条件
第2回 : ゾーニングをどう考える
第3回 : 無駄のない動線とは?
第4回 : 収納はどう考える?
第5回 : 通風・採光は?
第6回 : 家をたてることとは(まとめ)




住まいで大切なテーマは、ズバリ

「空気の循環をどう計画するか」

                  が重要なポイントです。







換気方法、今と昔 ■■■■■■■

旧来の木造住宅はすき間風により室内の空気は自然に換気されていました。

しかし現代では、住宅は高気密化され、そのままでは室内の空気は循環しません。
そこで室内の空気を移動させる手段が必要になります。

   換気扇を用いて強制的に換気する方法
  
   自然の風を取り入れる方法

室内空気を循環させる方法には以上2つの方法があります。当然ですが、自然換気をどの様に入れるかが大事で意識して風の流れる道を始めから計画しないと部屋がよどみ、どんよりとした空気を持つ家になってしまいます。
では、どのような点に気をつけて計画をすればいいのでしょうか?




通風で大事なこと ■■■■■■■

1ひとつの個室に対して窓を開けたらその窓の反対側に開口を設けること。

2下側から空気を入れたら反対側の上部から空気を出すことで室内全体の空気を循環させること。

3部屋ばかりでなく、廊下、階段、玄関ホールなどにも通風計画をたてておく。

4扉の開口部のデザイン(ガラリ付)、欄間なども風の道を考えて取り入れること。

5窓は通風ばかりではなく採光や心理的効果もあるので窓の配置効果も考えてレイアウトする。



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