おけいこ/おけいこ関連情報

大使お抱えシェフに習うホビングリッシュ(2ページ目)

趣味(ホビー)と英語(イングリッシュ)を合体させた「ホビングリッシュ」には、注目度大の人気レッスンがいっぱい! 今回は大使館で腕を振るったベテランシェフが教える、お料理のホビングリッシュを紹介します。

山口 佐知子

執筆者:山口 佐知子

恋愛・おけいこガイド

VIPの舌を満足させたシェフが先生に!


マット先生とホビングリッシュ
「英語を話すとき、どうしても緊張しちゃって…」という人でもお料理を習いながらなら楽しく習えます
レッスンの予約をすると、「Looking forward to seeing you on the 4th May.」という書き出しで、当日のレッスン内容をお知らせするメールが届きます。たったこれだけのことなのに、「おおっ。いよいよだわ」と緊張半分、ワクワク半分、急いで続きを読みます。この日のレッスンのメニューは「Tomato & Dikon SaladとRoasted Pork Loin with Garlic&Herbs /with mushroom risotto」とのこと。「Dikon」って、ダイコン? ……とりあえず特に事前に準備することもないようなので、下調べもせずにエプロン1枚持って気軽に参加してみることにしましょう!

さて、マンションの一室でおこなわれるこちらのレッスンは、お料理教室を主宰するマット先生のご自宅。最大人数が5人までということもあって、ひとりひとり丁寧に英語もお料理も教えてもらえます。なにより驚きなのが、マット先生の経歴。なんと、ノルウェーの大使館で6年以上も勤めあげた大使お抱えのシェフだったとのこと。日本の皇室の方々や総理大臣ほか、聞けばビックリするようなVIPな面々の大使館訪問時にお食事を提供していたのは、こちらのマット先生だったんです!

ひとりひとりのレベルに合った英会話も

マット先生生
さすが、大使のシェフ! マット先生はお料理からお菓子まで、どれも素早くおいしくつくります
しかも、なにがすごいって、大使のシェフは通常たったひとり。ということは、ホテルの厨房だったら「前菜担当」「肉料理担当」という具合に作業が分担されているところを、すべてマット先生がひとりで手がけてるってこと! 料理はもちろん、パンを焼いたり、デザートをこしらえたり、全部の工程をひとりで担います。だから、食に関する知識と経験の量が並大抵のものではないんです。もちろん段取りも抜群。レッスンのはじめには、私たちは順番に英語のレシピを音読しながら意味を考えたり習ったりしますが、その合間にも先生は、食後に食べるバナナケーキをチャチャッと2台も焼き上げてました。

そんなマット先生は、日本語も流暢に話せます。なので、たとえば「先生、ソルトとペッパーを“liberal”に、とはどういうことですか?」と聞くと「“ご遠慮なく”つまり“お好みで”、ということになるのかな」とか、「そのまま15分ほど“おく”、という場合の“undisturbed”はホテルのドアにかける“don`t disturbed”と同じ意味合いですね」などと、わかりやすく説明してくれます。この日は「外国に暮らしていたときに話していた英語を忘れたくなくて」と参加していた生徒さんもいて、そんな人にはすべて英語で会話をしていました。生徒の英語力のレベルを見極めつつ、自然に英会話をすることになるので、私たちも余計な緊張をせずにレッスンを楽しめるのがとってもうれしい!

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます