大使お抱えシェフに習うホビングリッシュ(3ページ目)

絶品！ 和風ドレッシングの作り方

とろみにコクがある和風ドレッシングは覚えておくと超便利な一品。ぜひ試してみて！

簡単にできてハズさないおいしさの「Tomato & Dikon Salad」も、やはりマット先生のオリジナルレシピ。ダイスカットにしたトマトに海草を散らし、すりおろしたダイコンを乗せて韓国ノリをトッピングします。そして、このとき合わせるドレッシングがとってもおいしかったので、みなさんもぜひお試しあれ！ ポイントは、油のかわりに片栗粉を使うところです。醤油に砂糖と塩と酢を入れてまぜておいたものに、昆布茶とホタテ出汁と水溶き片栗粉を加熱したものをプラス。タマネギのすりおろしを加えてコショウで味を整えれば、和風ドレッシングのできあがり！ しかも、油を使ってないのでカロリーオフ効果も。さすがマット先生、女子のハートをつかんで放しません。

料理界のトレンドだって、ワールドワイドにおさえています。「ちょっと前までは、塩がブームで産地や精製法にこだわっていろいろな種類が登場したけれど今は、世界的に酢がキテる。シェリー酢とかラズベリー酢とか、いろいろ試してみると楽しいと思うよ」。なるほど、先生のキッチンを見渡してもたくさんの調味料が所狭しと並んでいます。高級そうなオリーブオイルの瓶を発見したので、ちょっと味見をさせてもらった（！）ところ、とってもフルーティーでおいしい！ やっぱり、高級な食材を揃えないとおいしいお料理はできないのね……と思っていたところ、先生がひとこと「そんなことはないよ！」と。

「スーパーで買える食材」がお料理づくりの基本

ハーブを少しだけ使いたいときに、ベランダで育てていると便利！

「ボクのお料理教室でいちばん大切なことは、“地元のスーパーで買える食材でおいしいお料理を作ること”なんだよ」とマット先生は言います。いくらおいしい食材でも高すぎたり、限られたお店でしか売っていなかったりしては、せっかく習ってもなかなかつくる機会がないでしょう、と。たしかにそれって、毎日おいしいものを食べるうえでは重要なポイントかも。こじゃれたお料理をつくろうと、ほんのちょっと使うために買った高級食材も、結局ほかに使い道が分からずに腐らせてしまったり、なんてことあるものなー。

今日の肉料理にはパセリやタイムといったフレッシュハーブが使われているけれど、実はこれだって買うのになかなか躊躇するアイテムでは？ と聞いてみると、「ハーブは育てやすいから、ベランダのプランターに種を撒いておくといいよ」とアドバイス。実際、先生のベランダには鉢ごとにさまざまなハーブが育っています。マット先生にとって、おいしいお料理をつくることは特別なことではなく、とても自然なことなんですね。