薄毛というと男性の悩みというイメージがありますが、女性でも薄毛に悩む人が増えている傾向にあります。街頭アンケートでは、「ボリュームが少ない」「抜け毛が多い」「髪が薄い」など、薄毛に関する悩みが多くみられます(バイオテック調べ)。

女性と男性では薄毛のタイプがちがう

男性がいわゆるハゲになってしまうのとは異なり、女性の場合、髪の毛の量が全体的にボリュームダウンしてしまうのが特徴です。前者を男性型脱毛症、後者を女性型脱毛症と呼びます。

■女性型脱毛症とは?
脱毛症のちがい
男性と女性とでは、薄毛のタイプがちがいます
健康な状態では、1つの毛穴から髪が複数(3本程度)生えています。それがストレスなどの影響によりホルモンバランスが崩れ、髪の成長期が短くなり、休止期が長くなってしまいます。それが原因で、1つの毛穴から出る髪の本数が減ったり、髪そのものが痩せたり、髪の色が薄くなったりします。頭頂部を中心に髪の隙間から頭皮が見えてしまう状態、つまり全体的に薄くなるのが「女性型脱毛症」の特徴です。

■男性型脱毛症とは?
女性型脱毛症とは異なり、男性型脱毛症の特徴は、生え際、あるいは頭頂部の周辺が極端に薄くなり、頭皮が露出してしまうことです。遺伝や男性ホルモンによる影響が強いといわれていて、毛髪がうぶ毛化し、最終的には頭部に毛がなくなってしまいます。

実は、春から夏にかけては抜け毛が多い季節。私ども皮膚臨床薬理研究所では、男性の抜け毛本数の年間変動を調査したことがあり、3月~8月にかけて、抜け毛が多いことがわかりました。まだくわしく解明はできていませんが、ヒトも動物ということで、換羽のような時期があるのかもしれませんね。

では、薄毛になってしまう原因とは一体何なのでしょうか? 次ページでご紹介いたします。