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αの遺伝子を受け継ぐもの α100(4ページ目)

ソニー入魂のデジタル一眼レフ参入第一弾・α100。α-Sweet DIGITALのリファインかと思いきや、さまざなま機能が追加搭載されているようです。あのエントリークラスにおけるデジ一眼の雄と比較してみました!

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

素早いオートフォーカス!

α100は他社のエントリークラスと同様、マルチエリアのオートフォーカスを搭載している。フォーカスエリアは9点とクラス最高となっている。
またフォーカスの速度はかなり素早く、撮影感覚はかなり心地いい。

ただ、確度という面で見たときにセンター以外のフォーカスエリアにはやや不安が残った。けっきょくのところ、筆者は中央固定のみで使用するようになったことは書いておくべきだろう。

もうひとつ、αの遺伝子としてアイセンサーによるオートフォーカスも搭載されている。これは構えた時点でオートフォーカスが動作するという機能で、素早い撮影に向いている。

ファインダーの下にあるのがアイセンサー。αシリーズではお馴染みの機構だ。

操作性には疑問符も……

ISOやホワイトバランス、フォーカスエリア、フラッシュなどの設定を変更するためには、本体上部左側のファンクションダイヤルを操作する必要がある。
この操作性に関しては、かなり疑問が残った。

本体左側のファンクションダイヤルで設定変更は行われるのだが……。

ほぼすべての動作はこのファンクションダイヤルを合わせてから変更を施さなくてはならない。
そのために一度、ファインダーから目を離さなくてはいけないのだ。撮影しつつの設定変更がほとんどできないという欠点を抱えているのである。ほとんど、というのはたとえばダイヤルの位置をISOのままにしておけば、ファインダー内に変更した情報は見えているので変更することはできるというくらいのことはできる……ということだ。
せめてISOとホワイトバランスくらいは専用のボタンを配置しておいてほしかったというのは実際のところだろう。

最後に新たに搭載されたDレンジオプティマイザーの効果などを見てみよう。
Page5へ)
・Page1 αの遺伝子は継承されたのか?
・Page2 デジ一眼、エントリークラスの雄と対決
・Page3 SSSとアンチダスト機能はかなり使える!
・Page4 操作性にやや疑問符が……
・Page5 α100は果たして買いか?
・Page6 α100 実写画像&スペック一覧
・Page7 Appendix - α100 with Minolta AF85mm/F1.4G

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