充電直後は容量通りの結果となったが……
それぞれ、購入後に2回ほど充放電を繰り返して、さらに充電をした直後のテスト結果である。- eneloop 購入後2回充放電。421枚。
- Ni-MH2700 購入後2回充放電 521枚。
Ni-MH2700に関しては、まだ揉みこみがやや足りないというところか。ニッケル水素充電池には購入直後の状態ではまだその実力を出し切れないという特性がある。詳しくはこちらのガイド記事で書いているが、何度か充電⇒使用というサイクルを繰り返してからでなければ、ニッケル水素充電池はその実力を出し切れないのだ。
もう何度か充放電を繰り返さなければNi-MH2700本来の実力とはいえないのだろう。
▲まず最初の成績は、通常のニッケル水素充電池が大差で勝利。 |
対してeneloopの421枚という撮影枚数は2000mAhという容量であるにもかかわらず、かなり健闘しているといえる。
とりあえずは容量の差がそのまま出た……という、当たり前の結果となった。
そして2ヶ月間ほど放置してみよう!
この後にどちらも満充電を施して常温で2ヵ月間、放置してみた。本当はジャスト一ヶ月間でテストしてみようと思ったのだが、筆者が異様に多忙だったために後回しになってしまったということをここだけの秘密にしておいてほしい。ニッケル水素充電池の場合、これだけ放置しておくとあるていど容量が残っていても、供給できる電圧が落ちてしまい、デジタルカメラでは使えなくなるということが予想できる。
その一方でeneloopは製品発表の際における口上として、新素材で自己放電を抑えているという。その容量残存率は半年で90%、1年で85%。これが本当であれば2ヶ月間という放置期間ではほとんど減少は見られないはずだが……。
さて、実験の結果は?
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・Page1 自己放電が少なくなった新しい充電池、eneloop ・Page2 まずは普通にテストしてみよう ・Page3 驚愕のテスト結果! eneloop恐るべし! ■関連ガイド記事 ・モバイラー必携の充電池はこれだ! 三洋電機「eneloop」に注目<男のモバイルグッズガイド> ・100円電池 VS メーカー電池<節約・やりくりガイド> ・どの電池がもっともデジカメ向きなのか! デジタルカメラ電池耐久テスト! ・ニッケル水素充電池の落とし穴1 自己放電解説編 ・ニッケル水素充電池の落とし穴2 メモリー効果解説編 ・ニッケル水素充電池の落とし穴3 その他豆知識編 ・ニッケル水素VS.リチウムイオン ・メタハイ2600の実力をテスト |