EXILIMのフラグシップ EX-Z850

カシオのEXILIMというと小型軽量のものばかりを連想しがちになるが、実はハイエンドのシリーズも展開している。
今回、取り上げたEX-Z850はEXILIMの中でもフラグシップ(もっとも高性能な機体)と呼べるものだ。かつてのEX-P600(レビュー)などのEXILIM PROのラインを担っているラインなのだろう。
フラグシップと呼びうる性能になっているかどうか、見てみるとしよう。

カシオ
EXILIM EX-Z850
市価 49,800円
2006年3月17日発売

しかし、EX-S600/Z600/Z850はすべて3倍ズームレンズを搭載している薄型コンパクトというスタイルなので、ぱっと見での差異がなかなか把握しにくくなっている。

書いているほうもやや混乱してきたので、一覧表にしてみた。

スペックEX-Z850EX-S600EX-Z600
CCD1/1.8型1/2.5型1/2.5型
画素数800万画素600万画素600万画素
動画機能MPEG-4MPEG-4Motion JPEG
液晶ディスプレイ2.5型2.2型2.5型
バッテリーライフ440枚300枚550枚
レンズ3倍ズーム 38-114mm3倍ズーム 38-114mm3倍ズーム 38-114mm
光学ファインダーありなしなし
マニュアル機能ありなしなし

ざっとこういった感じになる。
EX-Z850はすべての機能において、EXILIMの中において最高峰と呼べるスペックになっている。
唯一、バッテリーライフのみは同じサイズのバッテリーを利用しているEX-Z600に劣るものとなっているが、CIPA準拠(用語解説)で440枚というのはデジタルカメラ全体を見てもトップクラスの成績であり、これをもって「弱点」とは呼べないだろう。

バッテリーはEX-Z500/Z600と同一のものを採用している。

他のEXILIMシリーズともっとも異なっている点は「マニュアル撮影」ができるということだ。もちろん、シャッター速度優先AEや露出優先AEにも対応している。
これらの撮影モードでなにが変わるのかというと、表現力がまったく異なってくるのである。

たとえば水の流れを止めて写したり、流れとして写したり……あるいは高速道路を流れようなヘッドライトの羅列を写した写真などもマニュアルモードがあればこそ撮影できる。
このようにマニュアル撮影ができると撮影者の意図を、写真の中に反映しやすくなるのだ。


M/S/Aがそれぞれ、マニュアル、シャッター速度優先、露出優先

というわけで、EX-Z850は上級者の要望にも充分に応えられるデジタルカメラになっている。その詳細を見ていくとしよう
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