PowerShot S1 ISが完全リニューアル

DMC-FZ1の発売以来、超10倍ズームレンズ搭載デジタルカメラは、もはや手ぶれ補正機構搭載が当たり前のようになっている。CCDシフトか光学式かの差はあれども、もはや基本的な仕様といってしまっていいだろう。
これは高倍率のズームレンズを搭載していると手ブレがしやすいというのが大きな要因だ。
そんな中、キヤノンのPowerShot S1 ISは手ぶれ補正機構搭載の10倍ズーム機として発売された。さまざまな機能の付加された多機能デジタルカメラであったが、いまひとつ洗練されていない印象があった。

今回のレビューはその後継機のPowerShot S2 IS。
どのように変化しているかを中心にレビューをしていくとしよう。

キヤノン
PowerShot S2 IS
市価 59,800円
発売日 2005年6月2日

SDカードの採用は高倍率ズーム機にまで……

PowerShot S1 ISとPowerShot S2 ISの最大の違いはSDカードが採用されたことだろう。
SDカード自体はIXY DIGITALでも採用されており、驚くほどのことではない。ただ、これによって動画が非常に撮影しにくくなった。
なにしろ1GBのSDカードであっても、最大解像度にすると8分ていどしか撮影できないのだ。

メモリーカードはSDカードを採用。個人的にいまひとつ納得がいかない……。

6GBのマイクロドライブを使って動画兼用機にするつもりであった筆者は、かなりがっかりしたというのも事実である。
小型のIXY DIGITALであればともかく、サイズ的にも変化のない高倍率ズーム機での採用はいまひとつ疑問であるのだが……。

その他の変更点も見ていくとしよう。
レンズは10倍ズームレンズから12倍ズームレンズに変更された。35mm換算で38mm-380mmから36mm-432mmとなっている。
ワイド端でやや広角に振られたことで、室内での撮影がいくぶん楽になっている。

12倍になったためもあって、レンズも大型化している。

液晶ディスプレイもやや大きく?

液晶ディスプレイも大型化されている。
といっても、流行の2.0型や2.5型ではなく1.8型だ。これでも以前は1.5型だったので大型化されているのだ。
液晶に関してはその大きさよりも前後270°と左右180°に展開するバリアングル液晶モニターであることを重視するユーザーも多いのではないだろうか。

やや大型化されて1.8型になった液晶ディスプレイ。

バリアングル液晶モニターのおかげで地面すれすれからやハイアングルで撮影することができる。いや、もちろんバリアングルでないものでも可能ではあるが、液晶ディスプレイで確認しつつ撮影できるかどうかが大きいのだ。
野外猫を撮影するときなど、これがあるないで大きくアングルの自由度が異なってくる。

そして、もうひとつ大きな変更点がある。
それは画像エンジンだ。
Page2へ)

・Page1 キヤノンの高倍率ズームが生まれ変わった
・Page2 高速化の秘密は画像エンジンにあり
・Page3 きれいな動画が撮影できるのだが……
・Page4 ニッケル水素充電池で驚異のスタミナ
・Page5 PowerShot S2 IS スペック&実写画像

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