DSC-T30 超速攻プレレビュー
去年の年末に発売されたCyber-shot DSC-T9(レビュー)は、久々にソニーらしさを醸し出していた製品だった。高感度対応と機械式手ぶれ補正機構というハイブリッドな手ぶれ対策はかなり効果を上げており、撮影感覚も良好であった。
そのDSC-T9の上位機種として発表されたのがCyber-shot DSC-T30。スペックは確実にアップしてる。しかし、デジタルカメラの性能というのはスペックだけでは推し量れないのだ……。
なお、今回は超速攻のプレレビューである。本格的なレビューが掲載された際にはメールマガジンにて告知を行っている。ガイドトップページにある『ガイドメールマガジン登録』にメールアドレスを登録していただきたい。
Cyber-shot DSC-T30
市価 49,800円
2006年4月21日発売
まずはDSC-T9とスペックを比較してみよう。
CCDは1/2.5型の600万画素から720万画素に変更となった。そして液晶ディスプレイが2.5型から3.0型になっている。
とまあ、スペック的には『上位機種』と呼ぶべき存在となっている……なっているのだが、やはり微妙な違和感を拭い去りきることができなかったりする。
そのあたりも含め、Cyber-shot DSC-T30がどのような機種に仕上がっているか、超速攻レビューをしてみよう。
質感はどうよ?
パッケージから取り上げて一瞥した際の感想は「あー、やっぱり質感が落ちたな」ということだった。▲左がDSC-T30。この写真では大差ないように見えるが、手にすると質感の差は大きい。 |
これはボディが厚くなったこともあるが、やはり素材がステインレスからアルミになったことが大きいのだろう。また、シャッター周りのデザインや全体のフォルムが、かなり平凡なものになっていることも原因と思われる。
▲かなり厚みが増しているのがわかる(左がDSC-T30)。 |
第一印象としては、Cyber-shotにそっくりなデジカメをいっぱい作っている某韓国企業が作ったDSC-T9……というような感じを受けた。
もちろん、あまりいい意味ではない(笑)。
しかし、撮影してみると意外なことにいくつか気がついたのである。
(Page2へ)
・Page1 スペックは確かに上位機種なのだが…… ・Page2 ボディが厚くなったことには利点も ・Page3 Cyber-shot DSC-T30 スペック&実写画像 |
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