1.USB2.0が使える
現在販売されているほとんどのデジタルカメラはUSB1.1にのみ対応している。しかし、USB1.1 Full Speedは最大でも1秒に1.5MBしか転送できず、非常に遅い。
その点、カードリーダーの多くはUSB2.0に対応しており、数倍の速度で画像をコピーすることができる。
USB1.1では1GBのマイクロドライブに収めたデータをPCに落とそうとすると、はじめてから風呂に入ってから缶ビールを片手に席につくと、ちょうど終わっている──そんな感じだ。
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イメージで語っていてもしょうがないので、実際に計測してみよう。
1GBのマイクロドライブに画像ファイルをつめこみ、ほぼ空きのない状態にしてからUSB2.0/USB1.1でそれぞれすべてのデータを読み込むまでにかかる時間を計測してみた。
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USB1.1対応のものが17分34秒。USB2.0対応のものが5分29秒。
実に3倍以上という差がついた。
ただ、1GBで5分半と17分半という差をどう見るかは、ユーザーによって異なってくることだろう。
ほとんどのユーザーはもっと少ない画像ファイルしか利用していないためだ。
しかし、少ないファイルであっても圧倒的な速度差があるのは間違いない。
筆者はUSB2.0対応のリーダーが発売されると同時に購入した口である。
ふたつめの理由は、デジタルカメラの負担の問題だ。
・Page1 デジカメをPCにつなぐな!
・Page2 USB2.0なら高速転送可能
・Page3 デジカメに負担にならないのは……
・Page4 わざわざACアダプタを買うくらいなら……
・Page5 より安全なデジカメライフのために
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