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爽やかなのにスパイシー。食材を選ばない優秀ハーブ 気品を添えるタイムレシピ

肉にも魚にも野菜にも、そして卵や乳製品とも相性の良いタイム。肉や魚のグリルに使う方法はお馴染みになりましたが、今日はタイムをデザートに使ってみました。とびきり相性の良いフルーツとは!?

執筆者:桜 美香

▼INDEX

1. スパイシーで刺激的。食材を選ばない優秀ハーブ。

2. ひだまり色のティーブレッド


スパイシーで刺激的。食材を選ばない優秀ハーブ。

レモンタイム、オレンジタイム、ココナツタイム、コモンタイム…。たくさんの種類がありますが、最も一般的なのはコモンタイム。クミンにも似た土くさいスパイシーな香りで、ことのほかラム肉との相性が◎だと思います。可憐な小さな花は蜂が好み、ミツバチからはとても良いハチミツが採れます。

生葉はもちろん、香りの強いドライタイプも料理にはよく用いられます。防腐、殺菌効果に優れているのでピクルスやソーセージなどの保存食に利用されることも多いハーブ。ラム肉の他、鶏、うずら、豚肉に。魚なら鯛やすずき、いさきなどの白身魚に。野菜ならトマト、ズッキーニ、オリーブ、なすなど地中海沿岸の食材に。さらに卵やチーズ、フルーツなどどんな食材とも相性がよく、加熱しても比較的香りが失われにくいので煮込み料理にも適しています。

ただし香りの強いハーブなので、特に野菜料理や卵、チーズなどと合わせる時には少量ずつ使うことをオススメします。

パックされた生のタイムを購入したら、枝の切り口を水で湿らせたキッチンペーパーでくるみ、さらに全体を乾いたペーパーで包みます。冷気を遮断できるようにビニール袋などに入れ、野菜室で保存します。花のついた枝なら水を入れたコップに挿し、上からビニール袋かラップでゆったりと覆い、同じく野菜室に置くと4、5日は元気。

タイムを料理に使う

一番簡単な方法は、素材にまぶしてグリルすること。魚料理なら鯛やいさき、めばるなど1匹魚のウロコと内臓を取り除き、内臓のあった部分にフレッシュな枝ごとのタイムを詰め、表面には塩こしょう、タイムの葉を少々まぶしてオーブンで焼くだけです。フライパンで焼いてから白ワインを注ぎ、ニンニク、オリーブ、ケイパー等と一緒にトマト煮込みにすればアクアパッツァに。

さて、今日ご紹介するのはタイムを使ったティーブレッド。ティーブレッドとはイーストを使わない甘みのあるパンのことで、一緒に添えるものによってブランチにもデザートにもなるものです。今回は、グラニュー糖とタイムでマリネした冷凍ラズベリーを添えてデザート風にしてみました。

ベーキングパウダーを使うティーブレッドは、メレンゲの泡立てさえできれば、その他の材料は順番にグルグル混ぜて焼くだけなので、とても簡単。一緒に添えるラズベリーのマリネは前日に仕込んでおきます。このひと手間で、とびきり贅沢なティータイムに…☆

最後に過去にご紹介した記事の中から、タイムを使ったレシピをご紹介しておきます。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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