バター、小麦粉、砂糖が同量ずつのパウンドケーキ。分かりやすくて失敗が少なく、作りやすいのが特徴ですが、夏にいただくデザートとしてはバターの風味が少し重く感じます。 そこで、バターの半量をサワークリームに替え、お砂糖も減らしてレモンとミントを漬け込んだはちみつを甘みとして使いました。レモンはたっぷり1個分。皮も果汁も使います。 水分を多く含むしっとりとした生地なので、冷やしていただく夏のデザートにピッタリ。口に運んだ瞬間「!」と目の覚めるような酸味の秘密は焼き上がった後からふりかけるレモン汁。 レモン1個を薄くスライスし、洗って水気を拭き取ったミントひとつかみと一緒に密閉容器に入れます。上からはちみつをたっぷり注ぎ、全体がかぶるようにしておきます。冷蔵庫に一晩入れておけば、翌朝にはジュースが上がって来るので、そのまま炭酸や水で割って飲んだりお菓子に使ったりできるようになります。 ◆◆ 20cmのパウンド型1台 無塩バター…50g サワークリーム…50g グラニュー糖…80g 卵…2個 薄力粉…100g ベーキングパウダー…小さじ2/3 国産レモン…1個 レモンミントはちみつ…大さじ2 ミントの葉…ひとつかみ (1) バターとサワークリームをボウルに入れて室温に戻す。ベーキングパウダーと薄力粉を合わせてふるう。卵は室温に戻して分量の中からグラニュー糖大さじ3を加え、軽くふんわりするまで泡立てておく。(バターと合わせる時に分離するのを防ぐため必ず室温に)レモンをたわしで良く洗って皮を削って(またはすりおろして)おく。果汁は絞る。 (2) バターとサワークリームが室温になったら泡立て器で混ぜ、グラニュー糖を3回に分けて加え、よくすり混ぜる。白っぽくなってきたら1の卵を少しずつ加え、分離させないようにしっかりと泡立てる。 (3) レモンミントはちみつを加えてさらによく混ぜ、ゴムベラに持ち替えてふるっておいた粉類を入れ、底からすくい上げるようにしてさっくりと混ぜ合わせる。 (4) ミントを手でちぎりながら加え、レモンの皮、レモン汁の半量を入れてざっと混ぜる。(レモン汁の半量は仕上げに使います) (5) 型に生地を流し入れて冷蔵庫で30~1時間休ませる。オーブンを160度に予熱する。 (6) 予熱しておいたオーブンで30~35分焼く。竹串を刺してみて生っぽいものがついてこなければ焼き上がり。熱いうちに残りのレモン汁を全体にふりかけ、型に入れたまま冷ます。あら熱が取れたらラップでしっかりと包み、冷蔵庫で冷たく冷やす。  ̄ BGM for MINT Dessert この料理と一緒に聴きたいCD ̄ 小鳥に説教するアッシジの聖フランソワ (F.Liszt) ミントの香りを閉じこめた白桃のコンポート。 ミントソースを添えておもてなしデザート♪>> <<前へ 1 / 2 / 3 次へ>> 【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで人気レシピの書籍をチェック!楽天市場で人気レシピの書籍をチェック!※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。