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大韓航空・歴代CAユニフォーム展

大韓航空は創立40周年記念イベントとして、旅客機1機に歴代ユニフォームを着た客室乗務員が乗務するスペシャルフライトを実施。先ごろ羽田空港にも飛来し、ターミナルでは歴代の計11種類の制服が披露されました。

執筆者:秋本 俊二

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2005年の企業イメージの刷新にともない全面リニューアルされて誕生した現在の洗練されたユニフォーム
まずは、右の写真をご覧ください。当『世界のエアライン』サイトでもこれまでたびたび紹介してきた、大韓航空の現在の客室乗務員ユニフォームです。特徴は、優雅さと明るさ、柔らかさを感じさせる淡いブルーとベージュの組み合わせ。イタリアを代表するデザイナー、ジャンフランコ・フェレ氏がデザインを手がけています。2005年の企業イメージの刷新にともない、それまでの制服が全面リニューアルされました。

現在のこのユニフォームにたどり着くまでに、大韓航空では計10回の変遷がありました。前回の記事でも報告したように、大韓航空は今年で創立40周年。その記念イベントの一環として、同社ではこの3月より旅客機1機に歴代ユニフォームを着た客室乗務員が乗務するスペシャルフライトの運航を続けています。先ごろはソウル(金浦)から羽田空港にも飛来し、到着した羽田国際線ターミナルでは歴代ユニフォームを一つひとつ披露する記念セレモニーが行われました。

通常のフライトではもうお目にかかることのできない過去の10種類の歴代ユニフォームを、今回は記念セレモニー当日に撮影した写真をもとに紹介することにしましょう。

初代(1969年3月~1970年2月)

写真をクリックすると次の写真に進みます
ブラウスは当時流行の襟なし。首まわりと左胸のラインがアクセント


大韓航空は1969年、国営の大韓航空公社が民営化されてスタート。この初代ユニフォームを着た乗務員は、大韓航空が初めて導入したジェット機ボーイング720に乗務し、また大韓航空としては初の新規路線開設となるソウル/大阪/台北/サイゴン/バンコク路線でも機内サービスを行いました。デザインは当時「洋装文化の大家」と呼ばれたソン・オク洋装室のデザイナー、ソン・オク氏が担当し、ナイロン100%の素材に制服としては破格の深紅色を取り入れています。初代ユニフォームは着用期間こそ歴代で最短ではあったものの、韓国社会に流行を呼びおこし、これ以降はバスガイドなどのユニフォームにも模倣デザインが取り入れられました。

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