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ビジネス著作権検定を受けよう!

ネットの普及でコンテンツがデジタル化してきました。今回は、このコンテンツを扱うときに重要な著作権の知識を検定する試験をご紹介します。

執筆者:坂田 岳史


著作権とは、文芸、学術、美術、音楽などの文化的な創造物の権利を保護するものです。簡単にいうと他の人が(著作者)書いた文章や、作った音楽を著作者の承諾なしに勝手に使ってはいけないというものです。近年では、インターネットの普及で様々な著作物を簡単に見ることができます。知らないうちに、著作権を侵害しているということもあるでしょう。そこで、今回はビジネスマンが知っておくべき著作権の知識について検定を行う、ビジネス著作権検定試験をご紹介します。

ネット時代の著作権
itkeiei
ネット時代の著作権について理解しよう!
CDで聞く音楽は、いくら性能のよいCDプレーヤーを使っても音質が落ちます。また、書籍や雑誌のカラーグラビアをカラーコピーしてもやはり画質が落ちます。しかし、デジタル化された音楽や写真などのコンテンツは、簡単にコピーができるとともに、音質や画質がほとんど落ちません。これが、デジタル時代の大きな問題となっているのです。インターネットの普及により「コンテンツ」という言葉がよく使われるようになりました。「Contents」とは「中身・内容」となります。具体的にいうと写真や文章、音楽などがコンテンツとなります。従来これらのコンテンツは紙やCDなど何らかの媒体を使って配布されていました。
しかしコンテンツがインターネットで配信されると、紙やCDという物理的な媒体を介させずに本や雑誌に印刷された写真の内容(データ)だけが手元に届くのです。ですから、内容(コンテンツ)という言葉使われるようになったわけです。さらに、これらのコンテンツはアナログでなくデジタル化されているため、デジタルコンテンツと呼ばれます。このコンテンツには次のような特徴があります。

(1)音楽、文書、映像など個々に独立して存在していたものが、一体化できるようになった。
(2)もとのデータをコピーしても、ほとんど劣化しない。
(3)ユーザーサイドにおいて、デジタルコンテンツの編集などが簡単に行える。
(4)インターネット等を通じて、簡単にデジタルコンテンツを交換したり配信できる。

コンテンツのデジタル化は創作物を生み出すもとなるものであり、新しい文化の礎にもなるのです。しかし、一方でデジタルコンテンツは上記のような編集や改変が容易にできてしまうため、著作権を侵害する可能性が高くなっています。そのため、著作権の問題が大きく取り上げられているのです。
デジタルコンテンツは21世紀の文化の礎となる重要なものですが、著作権の問題が解決されないと、コンテンツ制作者は自分の作品を安心して公開できません。その意味からもネット上の著作権について、ユーザーの理解が重要になります。ビジネス著作権検定などを受け、著作権について理解しておく必要があるでしょう。

それでは、次のページでビジネス著作権検定の概要をご紹介します。

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