IT系の資格と言うとエンジニア向けが多いですが、
ITPS(ITプラニングセールス)は、IT系営業担当者のための資格です。今回は、このITPSについてご紹介します。
営業向けIT資格の必要性
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ITPSで、できる営業を目指せ! |
IT系営業というとその種類は、ハードウェア(PCサーバーやIT関連機器など)の販売、ネットワーク機器の販売の他に、企業が使う情報システムの営業があります。どのようなものを売るときでも、お客様の立場に立ち、本当にお客様に必要なものを売ることが必要です。ハードウェアなどは、ある程度使い方が決まっているため提案しやすい部分がありますが、それに比べて情報システムはお客様独自の機能をつけるなど、売り方がハードウェアに比べると難しい部分があります。つまり、お客様の真の経営課題を把握しそれを解決するための情報システムを提案する必要があります(ここには、ハードウェア等も含まれますが)。
そのためには、自社が提供できるソリューション(システム開発、調達できるハード・ネットワーク機器を組み合わせたシステム)を把握し、かつお客様の経営環境から「何が課題で」、「どうすれば解決できるか」を的確に抽出する能力が必要になります。通常、IT関連資格というと、情報処理技術者試験に代表されるように、システム開発する人材(エンジニア)向けが多く、このようにIT系の営業担当者に向いている資格はあまりありませんでした。今回ご紹介するITPSは、ITベンダーの営業担当者がお客様に対してシステムを活用したソリューションを提供する能力を検定するものであり、このような資格を取得することで、単なる営業でなく一歩進んだ提案できる営業に進化することができるでしょう。
ITPSの概要ITPSは、(社)全日本能率連盟と加盟団体が協同して実施するITベンダーの営業担当者向けの新しい資格です。ITPSは、営業担当者がシステム提案などを行う時に必要な知識等を、一定の認定基準・審査方法により検定し付与します。尚、ITPSの他にITPSを育成するための指導者の資格として、ITPSマスター(ITPS取得者が対象)もあります。
以下、同資格のHPより概要をご紹介します。
■受験対象
ITベンダーなどの営業担当者、他業種からIT業界へ転進される方、IT系企業を目指す学生など。
■試験内容
IT系営業担当者が必要とる知識。詳しくはこちらをご覧ください。
■試験時間と方法
ITプランニング・セールス 知識試験=120分 スキル試験=90分
ITPSマスター 知識+スキル=120分
■受験料
21,000円(消費税込み)
■申込方法
受験申込書を請求すると、受験申込書と郵便振込用紙が送られてきます。その 受験申込書と郵便振込用紙の「払込取扱票」に、受験者本人が必要事項を記入します。 受験申込書はダウンロードすることもでき、その場合、郵便局の払込用紙(口座No.00110-8-58067)で振込手続きを行います。
■指定テキスト
指定テキスト(3分冊)は、1セット21,000円(消費税込み)です。必要な方は、検定事務局へ連絡してください。
試験の実施日次回の試験等は、次のようになっています。
■第11回ITプランニング・セールス検定
・検定試験日:平成20年1月26日(土)
・試験会場:東京・新宿(詳細は、受験者に直接連絡される)
・受付期間:平成20年12月1日(土) ~ 平成20年 1月14日(月)
・受験票:受験票は試験日の1週間前に届くように送付されます。 それまでに届かない場合は、 事務局にお問い合わせが欲しいそうです。
・注意事項:受験票、筆記用具(HB以上の濃さ)消しゴムを持参。
・受験案内を希望する方は郵送先を明記のうえ、 こちら へご請求してください。
※次期試験開催予定日は、次の通りです。
東京のみ 平成20年 2月15日(金)
大阪のみ 平成20年 3月15日(土)
尚、試験対策として標準テキストや受験ためのセミナーも開催されています。詳しくは、こちらをご覧ください。
今回は、IT系企業の営業担当者向けの資格である、ITPSをご紹介しました。特に情報システムなどの提案営業をされている方は、このような資格を取得してお客様にソリューションを提供することは重要です。ぜひ、ITPSを取得して「できる営業」になってください。
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