4月7日のガイド記事では、「できるエンジニアなる(プログラマ編)」を紹介しました。今回は、さらに上級職である「できるSE(システムエンジニア)」なる条件などをご紹介します。

相手が変わる

プログラマは与えられた仕様に従いプログラムを作成するのが仕事です。コンピュータはある意味人間が作ったプログラムの通りに動きますが、動かない場合は人間のミス(プログラムのバグ)です。コンピュータはプログラマの指示したことしかしないので、いいも悪いも人間(プログラマ)の責任なのです。
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できるSEになってステップアップ!しよう

一方、SEはユーザーという人間が相手です。人間はコンピュータのように簡単にはいきません。SEが最高のシステム設計をしても、ユーザーが納得しなければ承認されません。プログラマはVBやC言語などのプログラム言語を正確に理解していれば、コンピュータは動いてくれますが、人が相手のSEは話す言葉や内容にも注意が必要です。例えば、技術に詳しいユーザーであれば専門用語を使ってもいいですが、技術に明るくないユーザーの場合は専門用語を噛み砕いて説明する必要があります。
つまり、プログラマはコンピュータが相手ですが、SEは人が相手なのでプログラマよりも、人間としてのコミュニケーション能力が非常に要求されるのです。

SEに必要な能力

それでは、できるSEに必要な能力とは何でしょうか?SEは企業の経営上の問題・課題を解決するための情報システムを設計し開発しなければなりません。その為には、大きく4つの能力が必要になります。

・問題発見・解決能力
ヒアリングなどを通じて、ユーザー企業の経営的・業務的な問題や課題を見つけ、それを解決するための方法を提示する能力が必要です。例えば、ユーザーが「在庫管理システムを作りたい」といったとき、分かりましたと言ってすぐに在庫管理システムを作るのではなく、「なぜですか?」と聞いてみます。すると「不良在庫が多いから」とユーザーが言ったとします。さらに「なぜ不良在庫が多いのですか?」と聞いてみると、「弊社は需要予測が甘いので、常に製品を多く作ってしまうのです」と言いました。つまり、この会社では在庫管理が重要なのではなく、正確な需要予測を行うことが必要なのです。このように表面的な問題だけでなく、真の問題を発見し解決する能力が必要なのです。

・提案能力
問題、課題が見つかり解決策も検討できれば、それを実現するための情報システムを提案することが必要です。正確な需要予測を行うことがこの会社の課題であれば、過去の出荷データの取得方法・活用方法や、理論的な需要予測手法を用いて情報システムの提案を行います。

・システム設計能力
もしこの提案が採用されれば、具体的にシステムを開発する必要があります。SEはユーザー企業の業務知識を持ち、問題・課題を解決する能力が必要ですが、それをシステムに落とし込むための、データベース、ネットワークなどの知識や経験も必要になります。つまり、SEには業務的な能力と技術的な能力の両方が必要になるのです。

・コミュニケーション能力
先にSEの相手は人だと説明しました。人に上手く情報を伝える、或いは上手く情報を得るためにはコミュニケーション能力が重要になります。技術に詳しくない人には、難しい言葉をそのまま伝えるのではなく、噛み砕いて分かりやすく伝える必要があります。また、ユーザーが気がついてない問題を引き出すためには、「これはどうなっていますか?」など気付きを得てもらうような話方をする必要があります。SEにはこのような人と上手く話しができるコミュニケーション能力が必要なのです。

それではこのような能力を身につけて、できるSEになるためにはどうすればいいでしょうか?次ページでそのコツをご紹介します。