昨年の12月の記事で、初級システムアドミニストレータ(以下、シスアド)合格の秘訣というガイド記事を書きました。
その後、シスアドとは、どのような資格で、どのような人が受験しているの? などのご質問があったので、今回はこれからシスアドを受験しようと考えている方に、シスアドの内容をご紹介します。

シスアドって何?

シスアドは情報処理技術者試験(国家資格)の中でも入門的な位置づけで、年間70万人程度の方が受験されます。情報処理技術者試験は、もともと情報システムを開発するSE(システムエンジニア)やプログラマを育成するために創設されましたが、近年は情報システムを使う側の人材育成も重要だということで、システム利用者の視点であるシスアドが創設されました。そのためシスアドは、情報システムを上手く活用できる人材と言ってもいいでしょう。
活用とは、販売管理システムなどに蓄積されているデータを分析して、営業戦略を作る支援をしたり、社内のネットワークやインターネットがうまく使えるように環境整備したり、また情報システムを開発する時に、現場の意見や要望をまとめてシステム開発会社との窓口になったりするものです。このように、企業が情報システムを上手く活用するためには、シスアドはなくてはならない存在だと言えるでしょう。

シスアドって難しい?

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シスアドは企業のIT推進キーマン
シスアドには、情報システム等を活用するために必要な、パソコンの知識やネットワークの知識、データベースの知識などが必要です。そのため、広い範囲の知識が求められます。このように書くと、試験が難しいと感じられるかもしれませんが、基本情報処理技術者試験のように、プログラミングの問題が出るわけではないので、普段からある程度パソコンを使っている方であれば、勉強のやり方次第で短期間に合格できる可能性があります。
ある研修機関では、普段あまりパソコンを使わない方を対象に、月2回の研修を6ヶ月間行いました(研修回数は1回3時間で12回)。20名程度の方が受講されましたが、そのうち、10名の方が合格されたそうです。ですので、パソコンにはあまり強くないなと思っている方も、やる気を持って勉強すればきっと合格できるでしょう。

どんな人が受験するの?

シスアドは入門的な試験ですので、これからIT業界へ入る方や、一般の企業でIT推進をする方をはじめ、一般業務を行なう方も受験されます。また、就職を有利にしようとする学生の方も多く受験されます。もちろん、転職する際にも役立つでしょう。余談ですが、昨年京都のある大学で経済学部の学生さんに対して、IT業界の講演をさせて頂きました。その中でシスアドの話しをしたのですが、みなさん非常に興味を持って聞かれていました。
「シスアドって、理系の学生のための資格だと思っていたけど、文系でも受験できるのですね」という声もありました。特にシスアドは、情報システムを開発する人材でなく、利活用する人材ですので、理系、文系に関係なく受験できます。特に、文系の学生さんであれば、シスアドを持っていれば就職に有利になるでしょうね。

もし、シスアドに興味が出たら、ぜひ勉強して合格を目指してください。


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