
2026年10月公開作の中から映画ライターの筆者がベスト5を選びました。筆者の好みが超反映されていますが、映画鑑賞の参考にしてください。では5位から発表します!
5位:『ディスクロージャー・デイ』2026年10月1日公開

ハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作。気象キャスター(エミリー・ブラント)とサイバーセキュリティのエキスパート(ジョシュ・オコナー)が衝撃的な機密情報を知ることになりますが、その秘密が開示されることを恐れて謎の組織が暗躍する……というSFサスペンス。
スピルバーグの過去の名作『未知との遭遇』『E.T.』のような要素もあり、今年80歳の巨匠ですが、宇宙人への追求の手を緩めないその情熱には感服! 心はずっと少年なんだな~。新しさは感じませんでしたが、70~80年代の映画を見るような懐かしさがありました。
監督:スティーヴン・スピルバーグ
4位:『ファーストボイス』2026年10月2日公開

1989年、実際にあった「福岡セクシュアル・ハラスメント裁判」に着想を得たリーガルドラマ。誠実だけれどおっちょこちょいな弁護士・朝日道子(綾瀬はるか)の事務所に、理不尽な扱いを受けて会社を追い出された女性(ファーストサマーウイカ)が「会社と上司を提訴したい」とやってきます。朝日は「女性たちの未来を開く裁判になる」と引き受けるのです。
「100%勝てない」と言われた裁判に挑戦した弁護士たち。今も根強く存在する女性差別にモヤモヤした経験がある人は共感度が高いはず。社会問題がテーマですが、綾瀬はるかの明るい存在感のおかげでエンタメに。スカっとしますよ。
監督:前田哲
3位:『バイオハザード』2026年10月9日公開

ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作として有名な映画『バイオハザード』シリーズですが、本作は監督、キャストを一新したネオ『バイオハザード』。ある重要な医療品を届ける仕事を引き受けたブライアン(オースティン・エイブラムス)は、目的地へ車を走らせますが、いきなり飛び出してきた女性をひいてしまい、彼の悪夢が始まるのです。
ひいた女性に追いかけられ、逃げ込んだ先はゾンビ屋敷。ずっとゾンビに追われるブライアンと一緒に見ているこちらもひやひやしましたよ。『WEAPONS/ウェポンズ』が絶賛されたザック・クレッガー監督のスピード感とグロさがミックスされた最高のスリラー。ホラーアトラクションのような映画なのでゾンビ好きな人はぜひ!
監督:ザック・クレッガー
2位:『汝、星のごとく』2026年10月9日公開

凪良ゆうの同名原作を横浜流星と広瀬すず主演で映画化。瀬戸内のある島で転校生の櫂(横浜流星)と島で育った暁海(広瀬すず)が出会い、恋に落ちます。しかし、高校卒業後、櫂が上京してから2人の距離は遠くなり……。
それぞれの家族の問題、櫂の栄光と転落を描くなど物語はオーソドックスですが、演出、演技がとても細やかなので心情が染み込むように伝わってきます。横浜流星が原作に惚れ込んで映画化に尽力した渾身の作品。櫂の仕事の相棒を演じる松村北斗も助演ながら印象深い演技で作品のレベルを上げています。
監督:藤井道人
1位:『mentor』2026年10月16日公開

今月の1位は吉田恵輔監督(「吉」はつちよしが正式表記)の最新作『mentor』です。子ども時代の花火遊びで死者が出る火事を起こした拓海(末澤誠也)と龍之介(磯村勇斗)。大人になって、被害者の埜本(綾野剛)と再会。罵倒されると思ったら埜本は不気味なくらい優しかった……。
火事の被害者全員に会って謝罪したいという拓海、なぜか面倒見のいい埜本、この2人に違和感を抱く龍之介。この奇妙な3人のドラマが思いがけない方向へと転がっていきます。「どこまで謝罪したらいいのか」「許すことはできるのか」人間心理の核を突きつつ、滑稽な姿に笑いも。
Aぇ! groupの末澤は映画初出演にして大役を見事ものにしました。吉田監督にしか描けない唯一無二の作品です!
監督:吉田恵輔







