株主優待と配当は、必ずしも同じ月に権利が確定するとは限りません。また、優待を含めて考える場合も、優待内容の金額と現金で受け取る配当は分けて見る必要があります。3社の11月優待と年間配当の会社予想を確認します。

タマホームはQUOカード2000円、年間配当130円予想
住宅事業を展開するタマホーム<1419>は、11月末時点で100株以上を保有する株主にQUOカードを贈呈しています。保有期間3年未満は2000円分、3年以上は4000円分です。
10月2日の終値は2889円です。2027年5月期の年間配当は1株130円を予想しており、年間予想配当利回りは約4.5%となります。会社予想に基づくと、100株なら年間の配当額は税引前1万3000円です。
なお、株主優待の基準日は11月末ですが、今期の配当予想は中間0円、5月末基準の期末配当130円のみです。
年間配当は直近で195円から125円へ大幅な減配を実施し、2027年5月期は130円を予想しています。配当は業績に左右されますので、現在の利回りだけでなく、配当の推移も確認しておきたいところです。
ファーストコーポレーションは年間配当51円、予想利回り約4.8%
マンション建設などを手掛けるファーストコーポレーション<1430>は、2026年11月末基準分から株主優待制度を拡充します。100株以上500株未満の場合、継続保有期間にかかわらず1000円分のQUOカードが贈呈されます。
2027年5月期の年間配当は1株51円を予想しています。10月2日の終値1068円で計算すると、年間予想配当利回りは約4.8%です。100株なら、会社予想に基づく年間配当額は税引前5100円となります。
今期の配当予想は中間0円、5月末基準の期末配当51円のみです。一方、株主優待の基準日は11月末です。11月に株を保有して優待の権利を取得しても、その時点で5月末基準の配当の権利まで取得できるわけではありません。
アスマークは11月に優待と期末配当の権利
市場調査などを手掛けるアスマーク<4197>は、11月末時点で100株以上を保有する株主にQUOカードを贈呈しています。
100株以上500株未満の場合、保有1年未満では1000円分、1年以上3年未満では3000円分、3年以上では5000円分です。長く保有するほど優待額が増える仕組みになっています。
2026年11月期は、中間配当38円と期末配当予想40円を合わせた年間78円を見込んでいます。10月2日の終値2404円で計算すると、年間予想配当利回りは約3.2%です。
ただし、今から購入して2026年11月末の権利を取得する場合、対象となる配当は期末予想の1株40円です。年間78円には、すでに権利が確定した5月末基準の中間配当38円が含まれています。
また、直近の中間決算では営業利益が前年同期比47.8%減、純利益が51.3%減となっています。優待や配当とあわせて、業績の推移も確認しておきたいところです。
4%超は3社のうち2社
10月2日終値を基準にした年間予想配当利回りは、タマホームが約4.5%、ファーストコーポレーションが約4.8%、アスマークが約3.2%です。
3社とも、これから購入して条件を満たせば11月にQUOカード優待の権利を取得できますが、11月に配当の権利も取得できるのはアスマークです。年間予想配当利回りだけでなく、実際にいつ購入すれば配当と優待の権利を取得できるのかも確認しておきましょう。
※株価は2026年10月2日終値、配当利回りは各社の年間予想配当をもとにした税引前の概算値です。タマホームとファーストコーポレーションは2027年5月期、アスマークは2026年11月期の会社予想を使用しています。株主優待の内容は2026年10月2日時点です。2026年11月末基準の株主優待の権利付最終日は11月26日です。株主優待制度や配当予想は今後変更される場合があります。
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。







