株主優待

長期保有で注目したい10月の株主優待3選! 保有期間がポイントになる銘柄は?

株主優待の中には、株を長く保有することで優待を受けられたり、内容が充実したりするものがあります。10月にも、継続保有期間が重要になる銘柄があります。今回は、長期保有を前提に考えたい10月の株主優待3銘柄を紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

田代 昌之

田代 昌之

資産運用・ビットコイン ガイド

1979年生まれ、中央大学文学部卒業。新光証券(現みずほ証券)やシティバンク、投資助言会社などでアナリスト業務やコンプライアンス業務を経験したのち、暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事。2024年よりフリー。

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長期保有優待は「いつからもらえるか」に注意

株主優待というと、権利確定日に必要な株数を保有していればもらえるイメージがあります。しかし、最近は中長期で株式を保有する株主を増やすため、継続保有期間を条件とする企業もあります。

長期保有優待は「いつからもらえるか」に注意(画像:PIXTA)
長期保有優待は「いつからもらえるか」に注意(画像:PIXTA)

例えば「1年以上継続保有」が条件なら、10月末の直前に株式を購入しても、今回の優待を受けられないケースがあります。また、長く保有するほど優待内容が充実する制度もあります。

今回は、グリーンエナジー&カンパニー、テンポスホールディングス、パーク24という、継続保有期間が優待内容を左右する3銘柄を取り上げます。

グリーンエナジー&カンパニー<1436>

グリーンエナジー&カンパニー<1436>は太陽光発電設備や住宅関連事業などを展開しています。同社は2026年5月に株式分割を実施しており、株主優待は900株以上を1年以上継続保有する株主が対象です。条件を満たすと、4月末と10月末を基準にそれぞれ1万5000円分、年間では合計3万円分のデジタルギフトがもらえます。

デジタルギフトはAmazonギフトカード、QUOカードPay、PayPayマネーライト、dポイントなど複数の交換先から選べるのが特徴です。

優待額は大きいものの、900株以上に加えて1年以上の継続保有が必要です。10月末の直前に900株を購入しても優待を受けられないため、必要な投資金額と保有期間の両方を確認しておきましょう。

テンポスホールディングス<2751>

テンポスホールディングス<2751>は、中古厨房機器の販売や飲食店向けサービスなどを展開しており、グループには「ステーキのあさくま」などもあります。

株主優待制度が変更され、2026年10月末から中間期にも優待が実施されます。ただし、10月末の優待は継続保有期間が重要です。

2026年10月末の場合、2025年10月末までに株主名簿に登録され、その後も100株以上を継続保有している株主が対象となります。条件を満たすと、抽選による優待または3000円分の株主優待食事券がもらえます。

つまり、これから2026年10月末に向けて100株を購入しても、今回の優待を受け取ることはできません。長期保有を前提とした制度になっているため、購入時期と保有期間を確認しておきたい銘柄です。

パーク24<4666>

パーク24<4666>は「タイムズパーキング」やカーシェアサービス「タイムズカー」などを展開しています。同社は2026年10月期から株主優待制度を再開します。

2026年10月31日時点で100株以上を保有すると、タイムズカー入会後3カ月間の月額基本料金が無料になる特典があります。

さらに1年以上継続保有すると、タイムズカーで使える880円分の「カーシェアeチケット」がもらえます。100株以上300株未満の場合、1年以上3年未満なら2枚、3年以上5年未満なら3枚、5年以上なら4枚と、保有期間が長くなるほど枚数が増えます。

タイムズカーを利用する人には実用的な優待ですが、カーシェアeチケットには1年以上の継続保有が必要です。また、2027年10月期以降の優待内容は現時点では未定となっています。

「10月に買えばもらえる」とは限らない

今回紹介した3銘柄はいずれも10月に優待の基準日がありますが、株式を10月に購入すればすぐに優待を受け取れるわけではありません。

グリーンエナジー&カンパニーは900株以上かつ1年以上の継続保有が条件です。テンポスホールディングスも2026年10月末の優待を受けるには、それ以前から100株以上を継続保有している必要があります。

パーク24は100株以上でタイムズカーの入会特典を受けられますが、カーシェアeチケットには1年以上の継続保有が必要で、さらに3年、5年と保有期間が長くなるほど枚数が増えていきます。

長期保有型の優待では、「何株必要か」だけを見るのではなく、「いつまでに買う必要があるか」「何年間保有する必要があるか」まで確認することが大切です。

また、優待を受けるためだけに長期保有するのではなく、業績や配当、将来性なども確認し、その会社の株式を長く持ち続けたいかという視点で投資先を考えましょう。

※株主優待の内容は2026年9月4日時点です。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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