株主優待

暮らしやサービスに使える10月の株主優待3選! 美容・旅行・デジタル優待に注目

株主優待には食品や外食だけでなく、美容や旅行、デジタルサービスなどに使えるものもあります。自分の生活スタイルに合った優待なら、楽しみながら活用できるでしょう。今回は、使い道に特徴がある10月の株主優待3銘柄を紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

田代 昌之

田代 昌之

資産運用・ビットコイン ガイド

1979年生まれ、中央大学文学部卒業。新光証券(現みずほ証券)やシティバンク、投資助言会社などでアナリスト業務やコンプライアンス業務を経験したのち、暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事。2024年よりフリー。

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食品や金券だけではない株主優待

株主優待というと、自社商品やQUOカード、食事券などが定番ですが、企業によっては自社のサービスやオンラインストアなどを利用できる優待も用意しています。

食品や金券だけではない株主優待(画像:PIXTA)
食品や金券だけではない株主優待(画像:PIXTA)

こうした優待で大切なのは、「優待があるから使う」のではなく、自分が普段利用しているサービスや興味のある分野かどうかです。

今回は、デジタル優待のアトラエ、ヘアケア商品などに使えるAB&Company、旅行などに利用できるエイチ・アイ・エスという、タイプの異なる3銘柄を取り上げます。

アトラエ<6194>

アトラエ<6194>は、求人メディア「Green」や組織力向上プラットフォーム「Wevox」などを展開するIT企業で、2026年5月に株主優待制度の新設を発表し、2026年10月末からスタートします。

初年度は10月末時点で500株以上を保有していれば対象となり、500~699株では1万ポイント、700~999株では2万ポイント、1000~1499株では3万ポイントがもらえます。ポイントはAmazonギフトカードや商品、サービスなどと交換できます。

2026年は制度導入初年度のため継続保有期間の条件はありませんが、2027年以降は500株以上を1年以上継続保有することが必要です。

100株では優待を受けられないため、必要な投資金額は確認しておきたいところです。一方、交換先を自分で選べるため、使い道の自由度が比較的高い優待といえるでしょう。

AB&Company<9251>

AB&Company<9251>は「Agu. hair」などの美容室を展開しています。同社は毎年10月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に株主優待を実施しています。

100株以上200株未満の場合、自社公式オンラインストアで利用できる7000円相当の割引券がもらえます。ただし、1万円以上の商品を購入することが条件で、購入金額から7000円分が値引きされる仕組みです。

200株以上500株未満では1万円相当、500株以上600株未満では2万円相当のオンラインストア優待券となり、600株以上では2万円相当の優待券またはオリジナルドライヤーを選べます。

オンラインストアではシャンプーなどのヘアケア商品を扱っています。100株の場合は7000円分の商品がそのまま無料でもらえるわけではないため、購入条件を理解したうえで活用したい優待です。

エイチ・アイ・エス<9603>

旅行会社大手のエイチ・アイ・エス<9603>は、毎年4月末と10月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、旅行などに利用できる株主優待券を発行しています。

100株以上では、1000円券2枚、合計2000円分のエイチ・アイ・エス株主優待券に加え、ラグーナテンボスの500円入園割引券1枚がもらえます。

エイチ・アイ・エス株主優待券は旅行商品などに利用できますが、利用条件があります。旅行商品の場合、1人当たり税込1万2000円以上なら1枚、2万4000円以上なら2枚まで利用できます。また、2026年7月からは一部のグループホテルなどにも利用対象が広がりました。

旅行代金をそのまま2000円値引きできるとは限らないため、利用条件には注意が必要です。普段からエイチ・アイ・エスを利用して旅行をする人なら、使い道をイメージしやすい優待でしょう。

自分が実際に使うサービスかを考えよう

今回紹介した3銘柄は、アトラエがデジタル優待、AB&Companyがヘアケア商品など、エイチ・アイ・エスが旅行・レジャーと、それぞれ使い道が大きく異なります。

アトラエは交換先を選べる一方、500株以上の保有が必要です。AB&Companyは100株から対象になりますが、100株の場合は1万円以上の商品購入という条件があります。エイチ・アイ・エスも100株から優待を受けられますが、旅行商品などで利用する際には一定の利用条件があります。

優待額だけを見ると魅力的でも、自分が使わないサービスならメリットを十分に生かせません。「何円分もらえるか」と同時に、「自分なら実際に使うか」という視点で選ぶことが大切です。

また、株主優待は企業の判断によって内容が変更・廃止される可能性があります。優待だけで投資先を決めず、必要な投資金額や業績、配当、将来性なども確認して選びましょう。

※株主優待の内容は2026年9月4日時点です。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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