国債・債券

公務員は個人向け国債をどう利用する?家計タイプ別に考える資産形成

公務員は、安定した収入や退職手当などを見込みやすい職業です。その強みを資産づくりに生かす方法の1つが、「個人向け国債」の活用です。今回は、個人向け国債の基本的な仕組みと、公務員の家計での取り入れ方を考えてみましょう。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

おひとりさまのお金の貯め方・使い方、老後を自分らしく暮らすためのアドバイスをします。また、一生涯、ペットと共生するための情報、開運術をお届けします。

プロフィール詳細執筆記事一覧

公務員は、安定した収入や退職手当などを見込みやすい職業です。その強みを資産づくりに生かす方法の1つが、「個人向け国債」の活用です。個人向け国債は、国が発行する債券で、1万円から購入できます。毎月の給与や賞与の見通しが立てやすい公務員なら、「いつ、いくら購入するか」を決めておくことで、無理なく続けやすいでしょう。

今回は、個人向け国債の基本的な仕組みと、公務員の家計での取り入れ方を考えてみましょう。

公務員は個人向け国債をどう利用する?家計タイプ別に考える資産形成※サムネイル画像:amanaimages
公務員は個人向け国債をどう利用する?家計タイプ別に考える資産形成※画像:amanaimages

個人向け国債とは?

個人向け国債は、個人が購入できる国債です。1万円から1万円単位で購入でき、銀行、証券会社、郵便局などの金融機関で取り扱っています。毎月発行され、「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類から選べます。

2026年9月募集分の金利と特徴は次のとおりです。

・変動10年:1.95%(半年ごとに金利が見直される)

・固定3年:1.96%(購入時の金利が3年間変わらない)

・固定5年:2.24%(購入時の金利が5年間変わらない)

3種類とも年0.05%の最低金利が保証されており、利子は年2回受け取ります。

また、発行後1年が経過すれば、原則としていつでも1万円単位で中途換金できます。中途換金時には、中途換金調整額として「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれます。

ただし、発行から1年以内は原則として換金できないため、生活費や急な出費に備えるお金は、すぐに引き出せる預貯金として確保しておくことが大切です。

なお、公務員だからといって購入条件が有利になるわけではありません。個人向け国債は、会社員などと同じ条件で購入できます。

参照:財務省「個人向け国債」

公務員の家計で「個人向け国債」を取り入れるなら?

個人向け国債は毎月発行されるため、購入のタイミングを決めやすい商品です。公務員の場合、毎月の給与日や賞与の支給時期に合わせて、「今月はいくら購入するか」をあらかじめ決めておく方法が考えられます。

●共働きの公務員夫婦なら「毎月+賞与」で

夫婦ともに公務員であれば、毎月1万円、2万円など、購入する金額を決めておく方法があります。さらに、夏・冬の賞与時に10万円、20万円など、まとまった金額を購入します。

毎月の購入と賞与時の購入を組み合わせれば、無理のない範囲で将来のための資金を増やせます。

●公務員+パートなど、収入に差がある家庭なら

夫婦の一方が公務員、もう一方がパート勤務などの場合は、まず生活費や急な出費に備える預貯金を確保します。そのうえで、公務員側の賞与から一部を個人向け国債の購入に充てます。

例えば、賞与50万円のうち20万円を個人向け国債の購入に回す方法です。残りは旅行や家電の買い替えなど、近い将来使う予定のお金として手元に残します。賞与が入る前に購入額を決めておけば、使い道が曖昧なまま生活費に紛れてしまうのを防げます。

●単身の公務員なら「毎月1万円」から

一人暮らしの場合も、まず生活費や急な出費に備える預貯金を確保します。そのうえで、しばらく使う予定のないお金を、毎月1万円程度から個人向け国債で購入していきます。

「給与が入ったら、1万円分を個人向け国債の購入に充てる」と決めておけば、毎月の給与から無理なく将来のための資金を積み上げられます。

ただし、個人向け国債は自動積立の商品ではありません。毎月購入する場合は、原則として募集期間中にその都度申し込む必要があります。また、購入した月ごとに適用金利や発行日が異なり、それぞれ発行後1年間は原則として中途換金できません。

安定した収入があるからこそ「購入計画」を立てやすい

公務員は毎月の給与や賞与の見通しが立てやすいため、「毎月いくら購入する」「賞与のたびにいくら購入する」といった計画を立てやすい職業です。

生活に必要なお金を普通預金などで確保したうえで、しばらく使う予定のないお金を個人向け国債の購入に回す。こうした方法なら、無理なく将来の資金を積み上げていけるでしょう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。
投資や資産運用に関する最終的なご判断はご自身の責任において行ってください。
掲載情報の正確性・完全性については十分に配慮しておりますが、その内容を保証するものではなく、これに基づく損失・損害などについて当社は一切の責任を負いません。
最新の情報や詳細については、必ず各金融機関やサービス提供者の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます