国債・債券
債券の金利動向をチェックする
債券の金利=表面利率は市場金利に連動する形で決められています。厳密には、発行時期の市場金利に発行体の信用度などが加味されて決まります。信用度が高い債券ほど、発行時期、償還期限が同じであれば金利は低くなります。
記事一覧
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債券の金利は預金金利をも下回る水準に低下
1ヵ月遅れで追加緩和の影響到来日本銀行による追加緩和の影響がじわじわと市場金利へ波及していることから、本来であれば資金需要が高まる年末年始を控えても長期金利は低下しています。2014年12月に入り、長期金利は異次元緩和導入以来の0.3%台へ低下しているのです。一時的にリスク回避動きが出たことに...続きを読む
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債券投資に逆風?新窓販国債2年物は発売されず
債券投資には厳しい環境が続く日本銀行の追加緩和が行われる前から長期金利はやや低下傾向にあったのですが、追加緩和により低下に拍車がかかりました。長期金利は2013年4月以来の0.435%まで低下し、その後も概ね0.4%台で推移するという超低金利にもう一文字「超」を加えたい水準となっています。長期...続きを読む
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国の借金1000兆円でも国債金利が上がらない理由
借金の額に市場はほとんど反応せず借金の額にも関わらず金利が上がらない理由国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が2013年6月末時点で1000兆円を突破したと財務省が発表しました。国の借金は1981年度に100兆円を超えた後、19年かけて2000年度に500兆円を突破。そして1...続きを読む
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物価上昇と長期金利の関係は薄い?
年間の消費者物価指数がプラスになれば5年振り5年ぶりの物価上昇となれば、デフレ脱却の可能性が見えてくるかも?アベノミクスの第1の矢といわれる大胆な金融緩和を実行したとしても、その効果が現れるのは半年から1年程度先ではないかといわれていました。しかし、物価は想定よりも早く上昇に転じるかもしれない...続きを読む
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個人向け国債の金利が大幅に上昇
個人向け国債の適用利率は1年以上前の水準に戻る長期金利の上昇による住宅ローン金利の上昇が話題になっていますが、資金運用という側面から国債の金利の上昇が話題にならないのが不思議でなりません。なぜなら、6月に募集される個人向け国債の適用利率は、1年以上前の水準まで大幅に引き上げられたからです。■個...続きを読む
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国債の利率が史上最低を更新する可能性は薄れた
長期金利の上昇は低下しすぎの修正長期金利の上昇は住宅ローン金利にも影響する?2013年度、正確には4月4日の異次元緩和と呼ばれる大胆な金融緩和が行われる前と行われた後では、長期金利の動きは正反対の動きとなっています。日本銀行の金融政策決定会合が公表されるまでは、期待先行で長期金利は低下。公表さ...続きを読む
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国債の金利は低位安定から突然変異!?
5月募集の個人向け国債の金利は上昇5月2日に5月募集、6月発行の個人向け国債「固定3年」の発行条件が決まりました。正確には、5月募集までは「個人向け復興国債」という名称で、6月から旧来の個人向け国債の名称に戻ることになります。この5月募集の個人向け国債「固定3年」(第36回債)の利率は0.12...続きを読む
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長期国債の利率は過去最低を更新するのか?
長期金利は史上最低を更新2013年の年明け早々、「国債の利率は底を打ったかもしれない」と題したコラムを国債の金利の最新動向は書かせていただきました。当時は、デフレを脱却してインフレへ政策転換を行うと期待されていたがため、長期金利は政策転換を先取りする形で上昇していたのです。ところが、デフレ脱却...続きを読む
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国債の利率は底を打ったかもしれない
長期国債の上昇幅は2年振りの上昇幅長期金利は上昇年明け早々、円安、株高が進んだことから話題にすら上がっていませんが、長期金利がゆるやかに上昇しています。安倍新政権がデフレ脱却のために消費者物価指数の上昇率の目標を2%にする、あるいは景気を回復させるために補正予算12兆円以上、予算を賄うために5...続きを読む
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短・中期債は金利上がらない半面長期金利は上昇へ
新窓販国債と個人向け復興国債債券の金利=表面利率は市場金利に連動する形で決められています。厳密に債券の金利は2極化へは、発行時期の市場金利に発行体の信用度などが加味されて決まります。信用度が高い債券ほど、発行時期、償還期限が同じであれば金利は低くなります。国内債券には、国や地方自治体などの公の...続きを読む