国債・債券

【2026年9月3日から募集開始】個人向け国債・変動10年を金利1.95%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?

2026年9月3日から募集開始した個人向け国債・変動10年(第198回債)の金利は「1.95%」です。もし個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合、最初の利払い日にはいくら受け取れるのでしょうか。※サムネイル画像:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

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2026年9月3日から募集開始した個人向け国債・変動10年(第198回債)の金利は「1.95%」です。今回は、個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合、最初の利払い日にはいくら受け取れるのか、計算してみましょう。

個人向け国債・変動10年を金利1.95%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?※画像:amanaimages
個人向け国債・変動10年を金利1.95%で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?※画像:amanaimages

個人向け国債・変動10年を「金利1.95%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?

個人向け国債・変動10年を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。

【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.95%×1/2(半年間であるため)=9750円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1980円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

したがって、100万円分を購入すると、最初の利払い日に受け取る半年分の利息は税引き後で「9750円-1980円=7770円」となります。

参照:変動10年「第198回債」 財務省

個人向け国債は3種類。最も購入されているのは「固定5年」

個人向け国債は、日本国が発行する個人向けの国債で、1万円単位で購入できます。個人向け国債には、「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があり、次の特徴があります。

・変動10年:半年ごとに適用利率を見直す
・固定5年:購入時の利率が5年間変わらない
・固定3年:購入時の利率が3年間変わらない

いずれも1万円から購入でき、元本割れがありません。さらに、適用利率には年0.05%の最低金利が設定されています。

●どの商品が選ばれている?

出典:個人向け国債「ご購入者の声・商品の購入比率は?」
出典:個人向け国債「ご購入者の声・商品の購入比率は?」財務省

・固定5年:約49%
・変動10年:約34%
・固定3年:約17%

個人向け国債では固定5年が最も多く選ばれています。

変動10年と固定5年・3年、どう違う?

3種類の違いは、主に「金利が変わるか、変わらないか」です。

変動10年は、半年ごとに適用利率が見直されます。基準金利に一定の割合を掛けて適用利率が決まり、現在の変動10年は基準金利×0.66で計算されます。適用利率には年0.05%の下限があります。

そのため、市場金利が上昇すれば、次の利子計算期間から適用利率が上がる可能性があります。反対に金利が低下すれば、適用利率も下がります。

一方、固定5年と固定3年は、購入したときの利率が満期まで変わりません。今の金利水準をそのまま確保しておきたい人に適しており、分かりやすい仕組みといえます。

変動10年が向いている人

変動10年が向いているのは、今後、金利が上昇することによる利益を得たい人です。

例えば、「これからさらに金利が上がるような気がする。でも、いつ、どの程度上がるのかは分からない」と予測した場合、変動10年なら半年ごとに適用利率が見直されます。

固定金利の商品を買った後に金利が上昇しても、固定された利率は変わりません。一方、変動10年なら、金利上昇局面では、その恩恵を受けられる可能性があります。

固定5年・固定3年が向いている人

固定タイプは、購入時の金利を満期まで確保したい人に向いています。

例えば、「5年間は使わない予定のお金なので、今の金利を5年間確保しておきたい」なら固定5年。「3年後に使う予定があるので、3年間運用したい」なら固定3年というように、資金を使う時期に合わせて選べます。

金利がこれ以上大きく上がらない、あるいは今後低下する可能性を考えるなら、現在の金利を固定できることがメリットになります。

まとめ

個人向け国債の変動10年・固定5年・固定3年のうち、どの商品を選ぶか迷ったときは、

・このお金はいつ使うのか
・少なくとも1年間は使わないか
・今後の金利上昇に備えたいか

を整理して、今の自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

退職金などまとまった資金がある場合も、まず生活費や急な出費に備えるお金を確保し、そのうえで余裕資金を個人向け国債に回す。「安全だから全部国債」ではなく、使う時期に合わせて資金を分けることを心掛けましょう。

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