長野の観光・旅行/長野の温泉

大門街道の音無の湯|渓流露天と豆腐料理(3ページ目)

車山・白樺湖近くの国道152号線(大門街道)は武田信玄の戦道でした。道沿いにある茅野市北山の「音無の湯」は、音無川の渓流が見える場所にあり、温泉と自家製自慢の豆腐料理を一緒に楽める日帰り温泉です。

執筆者:森 俊二

大門峠・大門街道・音無川は武田信玄ゆかりの地

大門街道(国道152号線)の大門峠付近の白樺湖の交差点の道(直進すると蓼科高原・佐久。国道152号(大門街道)へ右折すると茅野市街、中央道方面。左折すると上田方面)
音無の湯がある国道152号線は、長野県上田市を起点とし静岡県浜松市を終点とする一般国道であるが、茅野市新井交差点(国道20号線)までの区間は、大門街道と呼ばれているところだ。

途中にある大門峠(標高1443m)は、茅野市と小県郡長和町と境、車山東側の鞍部を通る峠である。古の時代、諏訪地方からは上田にあった信濃国府へ通ずる道が、この峠を越えていた。

NHKの大河ドラマ「風林火山」で、武田軍が、東信濃の猛将「村上義清」軍に敗北した上田原の戦い も、越後の上杉謙信との川中島の戦いでも、この峠を越えて軍馬を走らせた戦の道でもあった。

音無川もこの峠の近くを流れ、 川の名前の由来も
川の瀬音と滝の音がうるさかったので、武田信玄が「うるさい、しずまれ」と雷のような大声でどなりつけたら、ピタッとやんだ
という事らしい。

今でこそ白樺湖の周辺は大観光地となっているが、元々白樺湖は農業用の溜め池として作られたもので、音無川もこの白樺湖から流れ、下流は上川&諏訪湖流れ込む支流である。

信玄の戦道となった直線的な峠道は、外にもあるが、八ヶ岳西麓を北へ三筋のいわゆる「棒道(ぼうみち)」は、池の平で合流し一本になってこの大門峠越えとの道となった。

●名称:音無の湯
●住所:〒391-0301 長野県茅野市北山2977-1
●電話:0266-77-3939(代)・FAX:0266-77-3441
●営業:11:00~21:00(最終受付時間 20:30)・定休:火曜日(通年営業)
●入浴料700円、3才~小学生以下400円
アクセスガイド
◆車:中央自動車道諏訪ICより国道152号線経由で蓼科山方面に約15km30分 ◇駐車場:30台(無料)
◆地図:長野県茅野市北山の周辺地図
●泉質:アルカリ性単純泉・源泉の温度52.0度
●効能:神経痛・うちみ・消化器疾患・筋肉痛・疲労回復・冷え性・関節炎
●浴室:男女別露天風呂各1
●泉質:トロン温泉
●効能:神経痛・くじき・冷え性・腰痛・痔疾・しもやけ・肩こり・水虫・疲労回復・うちみなど
●浴室:男女別内湯各1

《関連サイト》:
 ・信州の風林火山 山本勘助とその舞台
 ・日帰り温泉でリフレッシュ
 ・ビーナスラインと高原観光情報|蓼科高原・信州北白樺高原・車山高原ほか
 ・大門街道の落葉松の黄葉!

・制作:07/06/24
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