食事は、和室と囲炉裏の間の二つが用意されている。

古い梁(はり)が剥きだしになっている高い天井を持つ囲炉裏の間には、四つの囲炉裏が切ってあって、我々の泊まったときには、斜め向こうにも二人の席があって、炭火の上には茸鍋が架けてあった。

お待ちかねの料理は、前菜には、コゴミの和え物・小魚・岩魚の卵などが乗り、霜降りの馬刺し・岩魚のそばの実の入った汁物などの山の幸が膳に並んでいた。

どれも美味しく頂いたのだが、頃合いを見計らって出てきた、30分以上練ったという地で採れたそばがき、続いて出てきた岩魚の蒸し焼きは格別の美味しさであった。また5種類以上の茸の鍋もなかなかの味わいであった。

それにこの日は特別にお燗した徳利がついていて、地酒の酔園も美味しくて、これも料理の旨さを引き立ててくれたのではないかと思う。

雪見風呂は初めてだという家内と宿泊したのだが、目の前には雪が積もり二人きりで浸かった露天風呂が良かったし、宿の自慢の山の幸も心ゆくまで美味しく頂き、二人して忘れられないであろう思い出の残る宿であった。

また、宿泊9客限定のこの宿は、若い従業員のさりげない心配りも気持ちよく、「ゆっくりと時の過ぎゆくままに」時を過ごすことができて、季節を違えてまた泊まってみたい宿である。

●名称:小梨の湯 笹屋
●住所:〒390-1515 長野県南安曇郡安曇村白骨温泉
●電話:0263(93)2132・FAX:0263(93)2131
●宿泊:9室(うち特別室3室)
●料金(一泊二食):15,000~22,000円(サ込・税別)
アクセスガイド
・列車・バス:JR)中央線松本駅乗り換え&松本電鉄新島々駅乗り換え&バス乗鞍高原経由泡ノ湯下車徒歩
・車:長野道松本IC → 国道158号線 → 上高地乗鞍スーパー林道B → 白骨泡ノ湯●東海北陸道飛騨清見IC → 国道158号線(飛騨高山経由) → 安房トンネル経由 → 上高地乗鞍スーパー林道B → 白骨泡ノ湯

《関連サイト》:
 ・秘湯を守る会・秘湯会の温泉宿情報
 ・上高地・乗鞍高原・白骨/温泉・宿情報
 ・松本市アルプス観光協会

・制作:04/03/24・更新:07/01/25
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