チョコでイラクの子どもたちを救おう!
チョコを手にする少女は卵巣ガン。治療のかいなく亡くなってしまったそうです。©JIM-NET |
JIM-NETは、日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)や、日本国際ボランティアセンター(JVC)など9つのNGOで構成されるネットワークです。湾岸戦争後、イラクで増加している白血病やガンの子どもたちの支援を行っています。代表は、JCFの理事長で「がんばらない」などの著書でもおなじみの諏訪中央病院名誉院長の鎌田實(みのる)先生が務めています。
湾岸戦争後、イラクの子どもたちの白血病やガンにかかる子が目立っています。その理由には、米軍が使用した劣化ウラン弾があるとみられていますが、因果関係は証明されていません。「目立っている」とあえてかきましたが、過去にどのくらいの子どもたちが白血病やガンにかかっていたかの明確な統計もないため、「増えている」と明言しにくいのが現状です。
ただ、白血病やガンの子どもたちが、あるいは奇形で生まれる赤ちゃんが、バスラ、モスルといった劣化ウラン弾を使用した地域で、湾岸戦争後、多くみられるようになったという事実だけがあります。イラク戦争では自衛隊が派遣されたサマーワでも劣化ウラン弾が使われました。そして、サマーワでも白血病やガンにかかる子が目立っているそうです。
2月14日をチョコ募金の日に!
入院中の子どもたちにとっては絵を描くのは楽しみの1つ。だからとても明るく描かれています。 |
価格は1セット500円。ネットでは4セットが1口で2000円でとして販売しています。500円のうち100円は必要経費で、400円が子どもたちの薬代などに使われます。およそ、1人1日分の薬代に相当するそうです。つまり、チョコを買うことは募金になるチョコ募金なのです。
チョコレート業界では、年間の5分の1をバレンタインの時期に売り上げるといいます。それだけの市場があるのなら、2月14日は単純にチョコを贈るだけではなく、多くの人が幸せになるための愛を届ける“チョコ募金の日”としてしまってもいいかも!
早めの予約がおすすめです!
「チョコ1つ分の売上げが、1人1日分の薬代になります。バレンタインにはそんな哲学のあるチョコをぜひどうぞ」と鎌田先生。 |
去年も買って「今年も待っていました!」というリピーターがとても多いのだそうです。
「厳しい時代ですけれど、あたたかい心をもっている人がこんなにたくさんいると思うと、うれしいですよね。皆さんの心意気を感じますよね」と鎌田先生。
ガイドも昨年に引き続き、今年も申し込む予定です。昨年は、小学生の娘の“友チョコ”に使わせていただきました。贈った“友”より、パッケージを見たお母さんが興味を持ち、「これは、どこで買ったの?」と質問されたそうです。子どもたちの幸せを願う気持ちに国境はありませんものね。チョコを買いながら、ほんの少しでも子どもたちの役に立っていると聞くと、あたたかい気持ちになります。
今年は、あなたもいかがでしょうか。詳しくはJIM-NETの「限りなき義理の愛大作戦2009」に問いあわせてくださいね。写真展や講演会などの関連イベントも目白押しです!