おせっかいを取り戻したい

活動5
初対面なのに、マジな話を相談したり、アドバイスしたり。日常じゃありえないこの場だからこそ、言えることもあるのかもしれません。
「カタリバの活動は、ある意味、おせっかい。でも、高校生たちが迷ったときに、おせっかいでもいいから、違う生き方を教えてくれる人や『そういう考え方、いいよね』と言ってくれる人がいることで、進路探しや、様々な物事を考えるトレーニングをすることができると思うんです。

そうやって自分で考え、選んでいけば、困難が起きても人の責任にしない気持ちや、自分を大切に思える自己肯定感を持つことができますよね。だから、カタリバのような異世代交流は、広く当たり前のことになっていくといいな、と思います。学校や地域で、おせっかいを取り戻せるといいなと思っています。」
そういうのは、カタリバ副代表の竹野優花さん。

“おせっかいを取り戻す”良い言葉です。うっとおしいかもしれないけれど、ネットで生活の多くがまかなえてしまう時代。だからこそ、ちょっとおせっかいを焼きつつ、人と関わっていくことが、人間関係を深めるキーポイントになるような気がします。

高校生と大学生のナナメの関係

カタリバが大事にしているのは、ボランティアと高校生が築くナナメの関係です。友だちが水平な横のつながりなら、親や先生は縦。その中間くらいのナナメの関係。

ガイドも、ボランティア、特に人と接する活動は“斜め上くらいの関係”を築くのが、いい距離感ですよと言ったり書いたりしているのでカタリバの言うナナメの関係ってとてもよくわかります。立ち入り過ぎず、でも、いつも「見守っている人がいるよ」というほど良い距離感が、ボランティアという立場には心地良いように思います。

10代は迷い多き思春期の頃。個性や何ができるかを自身に問いかけ、道を決めていかなければならない苦しい時期です。その時期に、そういった距離に誰からいてくれたら、1人で悩んでいても解決はできなくても、多くの人の経験を知ることや、アドバイスを受けることを成長の糧にできるのでしょう。

人とのつながりに近道なし

活動6
最後には、こんなポーズで写真まで! 
2時間の授業が終わる頃には、すっかり距離が縮み、写真を取り合ったり、別れを惜しんだりと、名残惜しそうです。

ただし、カタリ場はあくまでの授業中に出現する非日常空間。プライバシーの問題もあるのでお互いの連絡先の交換などは、NGです。その代わり、ネット上のカタリバカフェに登録し、「××高校でお話を聞いた○○センパイに相談したい」と掲示板でのやりとりでつながっていきます。この辺りもネット時代ならではですね。

今年で活動7年目を迎え、各地の高校でカタリ場を開いているNPOカタリバ。地道な活動ですが、人と人とのつながりを築くのに近道はありませんよね。少しずつ人の輪を広げていくことで、何かを変えていくことができるかもしれない。そんな期待がもてるNPOです。カタリバの活動に興味を持った方は、こちらからどうぞアクセスしてみてくださいね。カタリ場を開催してくれる学校や、参加する大学生も常に募集中です!

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