なぜ自給率が注目されているの?
自給率の優等生は米。政府の統制品だったこともあり、現状では100%近い数字を維持しています。 |
計算式は以下のようになります。
国民1人1日当たり国産熱量÷国民1人1日当たり供給熱量×100=食料自給率
日本の食料自給率は1960年には79%でしたが、その後は下がり続け、2006年は39%となりました。先進国の中でも最低の水準です。
これは逆にいえば、食料の約6割を輸入に頼っているということ。自給率は何年も前から40%で推移し、その向上は日本の課題でしたが、ここのところの世界的な食料危機で、注目度が高まっています。
でも39%とはあくまでも国の自給率。お宅の食卓の自給率はどのくらい? と聞かれても、即答できませんよね。これだけ食の不安が高まっているから「なるべく国産」という方も多いことでしょう。では、お宅の自給率がどのくらいなのか、ちょっと考えてみませんか?
お弁当箱に一食分を入れてみよう
世界中からやってくる日本の食。お宅の国産品率は? |
というのは無理! なので、もう少しわかりやすい方法で、我が家の自給率をはかることはできないものかと考えてみました。そこで思いついたのがお弁当箱です。ご飯に肉や魚などの主菜、サラダや煮物などの副菜と、お弁当箱に仕切をして詰めていくと、おかずに使われている国産品が何品くらいあって、全体の何割に相当するかが比較的簡単にわかります。
もちろん、こまかいカロリー計算をするわけではないので、あくまでも概算、目安です。出すのは、自給率というより、国産品率。我が家では何%くらい国産の食料を使っているかを知る手がかりになります。
いちいち、お弁当箱に詰めるのも面倒なら、夏休みのお昼の数日分をお弁当にしてしまうのも一案です。各日の結果をまとめて「わが家の食料自給率」としてお子さんがレポートすると、自由研究にそのまま使えますよ。
その方法は次ページで!