ボランティアには「待ち」の姿勢も大切
どこまで待つか、どこから手を貸すかを考えながら動くことも大切。 |
でも、障害をもつ人のケアや、高齢者の介護などでは効率の良さが必ずしも最優先されるわけではありません。誰かが「してあげる」よりも「自分でできる」を待ったり、一見無駄に思えるおしゃべりにつきあったりといったことを大切にしなければならない場合もあるのです。逆にボランティアが、何でもテキパキと進めてしまうことで、残っている身体の機能を使う機会を失うことにもなりかねません。
ボランティアには、相手のペースに合わせて「待ちの姿勢」が必要な場面がたくさんあるといっていいでしょう。この点が、収益が最優先とされる企業の“仕事”との最大の違いといえます。
強い意志はOK! でも傲慢さにつながるとNG!
活動をスムーズに進めるためには、チームワークも重視したい。 |
こんな傲慢な人が「私がこの活動を引っ張っていく」といっても、他の人は誰もついていきません。参加する人同士が歩調を合わせ、協力し合わないと、活動をスムーズに進めることが難しくなってしまいます。
また「やってやる!」という気持ちが先走ると、活動にのめり込み過ぎてしまうことも起こりがちです。うまく進んでいるうちはいいのですが、何でも自分で抱え込みパンク状態になって、あげくの果てに「燃え尽き症候群」に陥るなんてこともよくあるんですよ。自分が無理だと思ったら、他のボランティアに「助けて」といえることも活動を長く続ける秘訣といえます。
いかがでした。ボランティアの困ったちゃんの特徴がおわかりいただけましたか。活動に参加する際の参考にしてくださいね。
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