小学校入試問題の傾向は変化している

子ども
小学校入試も知識から考える力を求める形に変化している
小学校受験と聞けば、幼児に何十枚もペーパーの問題集を解かせる姿がイメージとして取り上げられることが多いようです。しかし実際の小学校入試ではペーパーの比率は低下しています。

ペーパーが多く課されていた頃はどうしても知識問題が多く、幼児に必要なのかと疑問が湧くような細かい問題もありましたが、最近では「知識を応用する力」「考える力」「伝える力」を試す問題が増えてきました。これはいったいどうしてなのでしょうか?

ほとんどの私立小学校は系列中学校を持ち、小学校卒業後はそこに進学します。その系列中学校はやはりほとんど中学入試を行っています。中学入試の出題傾向が正に「知識を応用する力」「考える力」「伝える力」を問うように変化しているのです。

これは1990年代に言われた新しい学力観に基づくとも言え、OECDが行っているPISA(国際学習到達度調査)の評価観点と一致しています。基礎的な知識を「実生活でどのように運用する力があるか」「解答を引き出すまでの過程が説明できるか」といったことが求められるのです。

小学校入試はクイズ番組のように誰が一番解答できたかを競うためのものではなく、小学校へ入学した後で授業について行ける力があるかを調べるために行われます。たまたま募集人員を上回る応募があるので、上記の条件をクリアした子どもの中から選抜せざるを得ないわけです。したがって家庭での勉強もこれまでとはやり方を変える必要があります。

では、「知識を応用する力」「考える力」「伝える力」を子どもが身につけるにはどうしたらいいのでしょうか。