知識を応用する力を身につける方法

ずけいキューブつみき
隠れたブロックに気づくずけいキューブつみき
先にペーパーは減ってきていると言ったものの、まだまだペーパーで練習する時間が多いはずです。この際にできるだけ実物を見せることです。幼児の特性として論理や推論の力が弱いのです。少し出題形式が変わっただけで、全くできなくなってしまうことがあります。極端な例ですが、数と物の対応で見たことも触れたこともないものだと、首をかしげてしまう子どももいます。

LAN TOYS/ロジカルブロック
立体感覚と想像力を養うLAN TOYS/ロジカルブロック
これを防ぐにはペーパーをする前に、実例に触れさせることです。数を数えるなら、ミカンや飴などを数えるという経験が必要。多い少ないを比較する時も、一対一で対応させながら並べ、余りや不足を実感させます。

幼児は好奇心が盛んなので、教材も一方的に与えるのではなく、身の回りに置いてあげます。すると自分から興味を示して「やりたい」となることもあり、そもそも選ぶということは意欲もあるので、効果が大きくなります。

考える力を身につける方法

家庭でペーパーを与える場合、子どもに正解を押しつけないことが肝要です。常に正解は一つで親が「これですよ」と与えていると、自分で考えることをしなくなります。すると、条件反射的に質問と答えをセットで覚えるだけに留まってしまうのです。

例えば、仲間を分類する問題を考えてみましょう。下の物の絵が描いてあって、仲間になる物を○で囲みましょうという問題です。

ツバメ 飛行機 トンボ ネズミ タンポポのタネ イルカ 金魚 クジラ チューリップ バス

これをどのように分類しますか?大人の常識で分けるとおそらく次の通り。

ツバメ、トンボ、ネズミ…陸上の動物
イルカ、金魚、クジラ…水中の動物
タンポポのタネ、チューリップ…植物
飛行機 、バス…(乗り物)

子どもが分けると様々な仲間づくりが登場します。

ツバメ、飛行機、トンボ、タンポポのタネ…飛ぶから
飛行機、クジラ、バス…大きいから
ネズミ チューリップ バス…陸の上にいる(ある)
トンボ チューリップ 金魚 バス…赤いのがいる(ある)

もっと奇想天外な解答があるかも知れません。子どもに理由を聞いて「なるほど」と思えば「よく気づいたね」と誉めます。そうして「私は~の理由で、こんな仲間づくりをした」と別な考え方があることも伝えます。自分と違う考えもあるということを気づかせるのも大事です。