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サブプライムショックでお受験者が減少?(2ページ目)

サブプライムショックとお受験。一見すると無関係に見えますが、お受験の世界にもサブプライムショックの影響が及んでいます。

高橋 公英

高橋 公英

学習・受験 ガイド

学生時代に家庭教師や塾講師を経験。わが子の受験をきっかけとして教育に興味を持つ。親の視点から教育界の現状を分析し、ネットメディアや雑誌に記事を執筆。現在は進学塾ではない「寺子屋」で子どもと遊び、学習指導をしている。子どもの二人が東大生。

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教育費原資を直撃するサブプライムショック

校舎
サブプライムショックで併願校数減や志望校見直しも
キャッシュフロー、ストックとも今回のサブプライムショックで影響を受けます。したがって、これまでなら支払い可能だった教育費が重い負担となってくるケースも出てくるでしょう。「お受験は投資として考えたらペイしない」で2009年度の小学校受験生が減少するのではないかと書きました。その理由はIT産業や金融、サービス業、株式公開で資金を作ったベンチャー企業などが、今回最初に不景気の波をかぶるからです。

こうした若い企業は業績に応じて給与が大きく上下します。家庭のキャッシュフローに大きく関わります。したがって、これまでなら私立小学校へ入学させようと考えていても、現状では難しいと考え直す人たちも多いでしょう。

一方ストックはというと、こちらも最近になって作ったストックは大きく目減りしてしまいます。運用益も大きく低下しています。ただし不動産の賃貸料などは、まだまだ運用益が出ているはずです。ストックの減少が理由で小学校受験をあきらめざるを得ないのは、株式・債券・外貨預金など主に金融資産を保有していた家庭かも知れません。

このことから何が起こるのでしょうか。それは、いわゆる名門の有名私立小学校はそれほど倍率を下げないけれども、新興の学校やブランド力の弱い学校で応募者が減少するということ。

次に併願校数が減るという見方があります。その家庭にとって子どもを入れたい学校だけを受験するという行動をとるわけです。私立小ならどこでも良いのではなく、価値を認める学校のみを受験するように志望校を絞ってくるでしょう。

それから国立大学附属小学校の人気が上昇します。受験準備してきたのだから小学校受験をあきらめたくない、あるいは教育費負担が軽い国立の小学校に入れれば嬉しいと考える家庭が増えるのです。

このように経済の問題が小学校受験にも影響します。今回の影響を受けないご家庭でも、この状況を知って入試に向かうことは無駄ではないはずです。来年以降の受験生もより大きく影響を受けるはずですので、周囲の状況に目を配りながら準備を進めて行きましょう。

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