願書記入のポイントは「志望理由」「家庭の教育方針」「子どもについて」
住所氏名や家族欄など身上調査の部分は、淡々と埋めていけばよいのです。ポイントとなるのは「なぜ本学を志望するのか」なのです。数ある学校から1校を選んで志望するには、それなりの理由が必要です。選抜する側はそれが学校の方針と一致しているか知りたいのです。家庭の教育方針についても同じことが言えます。受験生である子どもはどんな子どもなのか、親は子どもとどう接しているのか、深く関わっているのかも気になるポイントです。多くの学校で子どもの長所短所について記入する欄があるのはこのためです。
通学経路や所要時間を記入する欄も多く見受けられます。これは無理して遠くから通うことを避けたいと学校側の配慮です。乗り換え案内サービスなどで所要時間を調べて正直に記入しましょう。
願書に書き込んだ情報は面接の時の材料となります。記入内容が相互に矛盾していないかチェックして下さい。面接で思わぬツッコミを入れられて慌てることは避けたいですね。
心配ならば幼児教室の添削を受ける
できあがりに不安があれば幼児教室や家庭教師の先生に見てもらいましょう。教室から案内がなくてもお願いすれば引き受けて下さるはず。先生からアドバイスがあれば素直に修正して完成させます。字配りに気をつけ、黒インクで清書する
清書する前に記入欄をマス目に区切る |
清書の筆記用具ですが特に記入上の注意がなければ、万年筆、または万年筆で書いたように見える水性ボールペンが無難です。色もブラックまたはブルーブラックがいいでしょう(最近の官公庁や企業はブルーを使用しないため)。万年筆にしたいけれど持っていないという方には、パイロットのVペンという簡易型の万年筆(価格210円)がお勧めです。
記入欄毎に、下書きでカウントした文字数で欄を区切ります。鉛筆を用いて薄く線を引くのです。このマス目に下書きの通り写せば、美しい字配りで記入することができます。最後にインクを乾かしてから消しゴムで消します。
これで提出用と提出用作成のためのひな形、加えて下書きと3部の願書ができました。面接の準備に使えますし、後日アンケートをその場で書く時にも参考にできます。できれば提出用と同じものを再度コピーしておくことをお勧めします。というのは父母それぞれ別々にアンケートを書かされる学校があったり、面接当日夫婦それぞれが願書を十分に読んだりするためです。