5月のポイント

学校説明会へ行こう!

2006年私立小学校・中学校説明会情報の記事でも書きましたが、ゴールデンウィークを境に、私立小学校の説明会が盛んに開かれます。

まだまだ、「子どもは遠慮して下さい」という学校が多いのですが、川村小学校のように、説明会の間に子ども用のプログラムを用意している学校もあります。事前に調べて是非参加するようにして下さい。

学校説明会では授業参観が組み入れられていることが多く、そこで学ぶ子ども達の姿を目にすることができます。また、願書に記入する志望理由を発見する場でもあります。少なくともメモを取る用意をしてお出かけ下さい。ボイスレコーダーで録音する人もあります(携帯電話にもその機能があったりします。マナーモードにしながら、録音機として利用してもいいでしょう)。

もう一つ体験して頂きたいのは、説明会に集まる父母のもつ雰囲気です。いくつかの学校説明会へ参加すれば分かりますが、説明会に集う父母の雰囲気が学校毎に異なるのです。やはり校風によって志願者が分れるのでしょう。
  • とてもハイソで上品な保護者が集まる学校
  • 地味で質素な保護者が集まる学校
  • 地元のお受験ずれしていない保護者が集まる学校
  • 派手なファッションの保護者も見られる学校
などです。ご自分がこの中に入っても浮かないと思われる学校が、校風として は合っている学校です(行かせたい学校と異なる場合もありますが)。それを肌で知る絶好の機会ですから逃さないようにしましょう。

指示行動には子育てが見える

小学校受験で重要なのはペーパーよりも指示行動だと言われています。その指示も「○○ちゃん、黄色のバケツを持ってきて下さい。」などという、要素が2つしかないような簡単なものではありません。例えば「最初のポールまでは右足ケンケンで、次のポールでは足を替えてケンケンして、箱の中から赤いボールを取って、緑の箱に投げ入れて帰ってきて下さい。」というようなものです。
指示行動
指示行動には子育てが見える

箱の中には他の色のボールも入っています。ケンケンに集中するあまり、指示されたボールの色を忘れてしまうことは、容易に起こり得ます。元来子どもは複数の指示を受けた場合に、最後の指示は覚えているけれども、初めの方の指示は忘れてしまいがちです。

脳のワーキングメモリーが小さいのだから仕方ありません。しかし、ワーキングメモリーは働きかけによって大きくすることができます。そこで普段から、お手伝いをしてもらう時にも複数の指示を与えて、それができるようにしていきましょう。もちろんお子さんへの感謝の言葉も忘れずに。

避けなければならないのは、これを受験のために練習で鍛えるという考え方です。小学校入試というのは、子どもの知的発達と道徳的発達を見るという側面と、家庭での子育ての様子を見るという側面があるのです。指示行動はどちらかというと後者だと思います。
  • 他人の話を注意深く聞く姿勢
  • ルールを守る態度
  • 何事も真剣に取り組む意欲
などが育まれているかが問われているのです。あくまで家庭でのお子さんとの接し方を通して養って頂きたいものです。昔は遊びの中で子ども同士で培われたものです。自分たちでルールを決め、遊びながらその都度ルールを複雑にしていきました。しかしながら現代では集団で遊ぶ場がほとんどなくなり、家庭で補う必要があるわけです。


◆ガイド記事:日頃の実践でお受験対策!? 家庭で出来るお受験の準備

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