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教育問題で投票するならどの党? 参議院選挙と教育政策(4ページ目)

7月11日の参議院議員選挙の投票前に、これまでの与党が進めてきた教育政策をふり返りつつ、各党の公約に掲げられた教育政策をご紹介します。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

●社民党
こちらもなかなか力が入っています。高校の義務教育化は大胆な発想でいいかも知れません。また具体策も盛り込まれており力作です。

・「子供の権利条約」を中心に日本国憲法、教育基本法をあらゆる教育の場に根付かせ具現化する。
・教育基本法の改悪を阻止し、教育基本法の掲げる理念を具体化する教育改革に取り組む。
・地域独自の民主的教育改革を子どもと大人の共同作業で進める。
・教育予算GDP(国内総生産)5%水準の達成に向け、「10ヵ年計画」をつくり、具体化。
・完全学校五日制を学校ルネッサンスとしてとりくむ。
・共に学び、共に生きる学校をつくる。…「バリアフリー」「ジェンダーフリーの学校」をつくる。
・地域社会の「きずな」としての学校にする。
・地域合同総合制高校を中心に高校教育の準義務化を進める。…「15の春」の解消。
・生涯輝くための豊かな生涯学習体系を重視。…「生涯学習5ヵ年計画」。
・「子どもルネッサンス10ヵ年計画」…[1]学校の生徒定員を800人以下(中規模校)、学級生徒数は20人。[2]教職員を1.5倍に増やします(30万人の増員)。[3]校舎・教室・保健室・給食室・トイレ等の教育環境の改善・整備。[4]すべての市町村に「エコスクール」(自然と環境について親子で学ぶ体験学校)を設置。[5]IT格差をなくし、メディア・リテラシー(情報等を批判的に読み解き、活用する能力)を育てる。
・教員・住民参加の教科書採択制度を確立。…教科書検定制度の廃止。
・高等教育の質の充実のためにGDP1%投資。…日本は0.5%。基礎研究の立ち遅れを改善するため、1%水準の達成。
・多様な価値(観)を育むため一層の私学助成。…[1]授業料減免制度の抜本拡充[2]私学における30人以下学級実現のための補助[3]バリアフリー化のための特別助成[4]私大等の教育・研究の充実へ経常経費に対する2分の1助成の実現
・奨学金・育英制度を充実。…奨学金制度の抜本的な充実。無利子奨学金の拡充を図るとともに、選考基準については経済的条件のみと改善。アジアを中心に留学生30万人の奨学制度を設立。
・保育の一元化…幼稚園と保育園の機能の一元化。
・「学社融合」による豊かな校外生活の充実。…学校教育と社会教育を融合した教育プログラム。
・教育の地方分権…地方教育委員会に予算権を付与し、地域の実態を反映した教育計画の立案、推進を可能。
◆自民党  ◆公明党  ◆民主党  ◆社民党  ◆共産党  
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