彼氏はアメリカ人、でも、英語力が伸びたのは彼のせいではない
英語を話すことを恐れないで積極的に自分を英語環境の中に追いやる |
やがて、テリーはミキちゃんの大事な恋人となりましたが、さて、意思の疎通はどうしたのでしょうか?
ミキちゃんは一生懸命英語を勉強したというわけではありません。ミキちゃんはもともと勉強が嫌いなのです。テリーは一生懸命日本語を勉強しました。そうやって歩み寄ったのです。
う~ん、ここでも彼の日本語のほうが上達してミキちゃんの英語はそこそこでストップしてしまったのでしょうか?
いいえ、ミキちゃんは、どうしたかと、彼を通じて知り合った仲間(ネイティブイングリッシュスピーカーたち)との時間を増やしたのです。女友達とは買い物に出かけ、一緒にコンサートに行き、旅行もしました。周りにいるのが全員外国人で日本人はミキちゃんだけということも多々ありました。
英語はわからなくて当たり前! 開き直りもひとつのポイント
付き合って3年後にプロポーズを受けた、でも英語力を伸ばしてくれたのは彼ではなかった |
そうこうしていくうちに、ミキちゃんは、あることに気が付きます。
彼らが話していることはチンプンカンプンだけれど、自分が何かを伝えたいと思ったとき、彼らはよく聞いてくれるし、ミキちゃんが言わんとしていることをわかってくれます。ミキちゃんは、これでいいんだ! と思うようになります。
カッコをつけることもなく、自然体で彼ら、彼女らと一緒に行動できる自分自身をミキちゃんは好きになっていきました。彼との仲もとても良く、ついに、彼と知り合って3年後、ミキちゃんは彼からプロポーズを受けました。
英語力を伸ばす鍵はやっぱり自分が握っているのだ
英語力を伸ばすか伸ばさないかは彼氏には関係ない。本人がどうしたかだ! |
ミキちゃんの英語上達の秘訣は、自らを認め、英語がわからない自分に開き直り、ネイティブイングリッシュスピーカーたちを理解し、心から手を差し伸べたその態度そのものでした。
ここに学ぶものがありますね。やはり、誰かに英語力を伸ばしてもらおうと思うのではなく、自らが英語の海の中に身を投げ出す、その姿勢が英語力を伸ばす一番の方法なのですね。
さて、もうひとつ、外国人の彼氏ができた恵子さんの例をご紹介しましょう。 次のページへ