英語/英語学習アーカイブ

『イングリッシュ・ジャーナル』で生きた英語を

インターネットの発達で、生の英語が簡単に手に入る時代となりましたが、英語学習雑誌も魅力的なものです。その魅力の裏側と活用術をアルクの『イングリシュ・ジャーナル』編集長が語ってくれました。

執筆者:川本 佐奈恵


インターネットやMP3などの音声装置の発達にともない、生の英語や生きた英語が簡単に手に入る時代になりました。そんな中で英語学習者向けに作られている紙媒体のいわゆる英語学習雑誌も魅力的なものです。アルクの 『イングリッシュ・ジャーナル』 を手に取ってみました。2月号の特集は『英字新聞の賢い読み方』です。チラッと中身を覗いてみましょうか。

【INDEX】
  • 英語学習雑誌活用でモチベーションを上げる

  • 学校英語と生の英語のギャップを埋める


  • 英語学習雑誌活用でモチベーションを上げる
    『イングリッシュ・ジャーナル』
    英語雑誌の老舗、アルクの『イングリッシュ・ジャーナル』2月号 別売りCD(右側)は注目商品
    英字新聞のすぐれているところ ―― 「ネットと違ってわざわざ検索や印刷をしなくても、すでに活字となった記事を見渡せる。」 と、ある通訳者が語っています。この部分を読んでオヤッ? と思いました。これは、インターネットの普及で、英語で書かれた記事や音声に簡単にアクセスできるようになったにもかかわらず、紙の本や雑誌がまだまだ売れていることと共通していそうです。

    英語学習用の雑誌を実際に手にとったとき、中に何が書いてあるのだろう? とペラペラとめくると写真と活字が飛び込んでくる。この写真はどんな意味をなしているのだろう? と心を弾ませながら中身の記事に目を落としていく。このワクワク感があるから紙の媒体は存在するのですね。それに何よりも紙媒体は持ち運びができます。ここがコンピューターと大きく違うところですね。

    飽きることなく長続き英語学習

    『イングリッシュ・ジャーナル』
    多くの英語のプロを育ててきた『イングリッシュ・ジャーナル』
    特集はさすがに毎回おもしろそうなトピックが並んでいます。ちなみに2006年1月号は 『英会話が急にうまくなる55の裏ワザ』。その他気になるタイトルは2005年11月号の 『必殺! 斬り返しフレーズ36』、2005年4月号 『英会話本じゃ学べない ネイティブのおしゃべり表現101』 など、思わず読んでみたくなるタイトルばかりです。海外で活躍している日本人の紹介コーナーもとても魅力的で、「ああ、こんな風になれたらいいな」 と憧れの世界へといざなってくれます。

    インターネット、iPod、ポッドキャスティングなどの最新のテクノロジーと昔からある本や雑誌をうまく組み合わせると飽きることなく学習が続けられそうです。モチベーションが低下しそうになったときは英語学習雑誌に手を伸ばし、刺激を受け、もう一度、意欲を燃やす手段に使うといいかもしれません。

    さて、この英語学習雑誌ですが、どんな人たちが作っているのでしょうか?今回は、老舗、アルクの『イングリッシュ・ジャーナル』編集部を訪ね、鮒咲果(ふな さきか)編集長と編集部の鈴木香織さんからお話を伺ってまいりました。 次のページへ
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