前回 に引き続き第 69回四大学英語劇大会の模様をお伝えしております。英語という軸を通して、若者たちが夢中になり熱中して劇を作り上げています。2005年、日本一に輝いたのは……
強いぞ立教!二年連続グランドプライズ獲得!!
GP二連覇を成し遂げた立教プロダクション |
立教は観客の心を掴むのが実に見事です。ドタバタの喜劇を演じましたが、呼吸と間合いの取り方は完璧でディレテクターの腕が優れていたことがうかがい知れます。劇が終った直後の観客の反応 ―― 「あぁ~、おもしろかった!私、英語はよくわからないんだけれど、それでも笑えたし、楽しかったねぇ~。」 との声があちらこちらから聞こえてきました。ディレクターは小柄な女性ですが、どこからそんなパワーが出たのでしょう。受賞直後にマイクを向けると、「OBのおかげなんです。皆さんに取らせていただきました。」 と実に謙虚です。
舞台で受賞の喜びと人々への感謝を述べる中根ステージマネージャー |
見事なセット美しい照明で会場を魅了した |
受賞後にマイクを向けると立教のどの学生も 「GPが二年連続で取れたのは、みんながあきらめなかったからです。そしてかかわってくださった皆さんのおかげです。特にOBにはとても感謝しています。」 という言葉が返ってくるのです。このOBとのパイプの太さも立教の強さのひとつといえましょう。
搬出を115分以内に終え成功を喜ぶ瞬間の立教プロダクション |
英語を練習するときは感情を込めて、素直な気持ちも上達を早める
ただせりふを述べるだけでなく、そこに魂を入れる、心を入れるから観客に響く英語となるのです。ここに英語学習の段階で必要なヒントが隠されています。英語を練習するときは、役になりきって感情を込めて練習する。
これはとても大切な学習方法です。この部分がなければ、ただの棒読みになってしまいます。いざ自分の気持ちを相手に伝えようとしたときに通じない英語になってしまいます。気持ちを込めて英語を口から出してみる。この練習方法、イタダキですよ。
それから素直な心で学習に取り組むのも英語上達の近道になります。発音があまりよくないと人に言われたら、どうしたら自分の英語がナチュラルになるのか学ぶ姿勢を示すことも大切です。時々、「日本人なんだから発音はどうだっていい、それよりも話す中身のほうが大事だ!」 という人も見受けられます。
確かに話す内容は大切です。ただカッコよくしゃべればいいというものではありません。中身がなければ言いたいことも言えません。内容の充実に加え、相手に伝わりやすい英語にするためには、ある程度の発音矯正も必要と考えます。大人になってから発音なんて直らないよ、とお思いですか?いいえ、大人になってからでも十分に発音は良くなるのですよ。正しい音を聴いて繰り返し練習する。口の形を変えてみる、顔の今まで使わなかった筋肉を使ってみる、などが必要になってきますが、それはまた別の記事で取り上げてみましょう。
それでは、会場にいらしていた お客様の声 を少しご紹介させていただきましょう。