英語/英語学習アーカイブ

PhonePass 電話で英語スピーキング能力テスト! 電話でスピーキング能力テスト!(3ページ目)

自分の英語会話能力がどのくらいあるのか知りたいと思ったことはありませんか?電話で10分間やり取りするだけで、スピーキング力、リスニング力を自動的に測定するテストPhonePass って何でしょう?真相に迫ります。

執筆者:川本 佐奈恵

トムソン ラーニング 浜地道雄 顧問
コンピューターが採点をするわけですか?機械がどうやって人の声を認識するのでしょう?

米国オーディネート社の特許、音声認識技術を利用

PhonePass は、米国オーディネート(Ordinate)社 が開発したコンピューター音声認識システムを使っています。最新のテクノロジーを使い、コンピューターが人の声を認識するようになったのです。何年にも及ぶ音声認識の研究成果が生かされ、会話能力を正確かつ信頼できる方法で測定します。

コンピューターは、あなたの声を聞き取り、話すタイミングやポーズの取り方、発音までをもチェックできるようになっているのです。

数々の問題に対して、正解になり得るであろうありとあらゆる言い回しや表現がストックされていて、そのどれかに該当すればスコアが取れるようになっています。

例えば、正解として "thirty minutes" と答えなければならない問題があったとします。人によっては、"half an hour" と答える人が出てくると思います。どちらを言ってもコンピューターは正解と判断してくれます。


日本語なまりがあったら、コンピューターは正しく判断してくれないのでしょうか?

膨大なデータが人の声を認識、世界の英語に対応

コンピューターには、膨大な量のデータが入っています。この中には、アメリカ、イギリス英語の他に、日本人が話す英語、ドイツ人が話す英語、インド人、ロシア人が話す英語など、世界のあらゆる国々の人が話す英語のデータが入っています。ですから、アメリカで話される地方英語はもちろん、いわゆるジャパニーズアクセントでも、コンピューターはきちんと理解します。正しい解答さえ口にしていれば、それは、正解として採点されます。ただし、流暢さや発音がネイティブと比べてどうかということは別の問題でして、そのへんのところは、テスト結果の『流暢さ』『発音』というスコアに反映してきます。


パート E の自由回答の部分ですが、ここもコンピューターの採点の対象になるんですか?どうやって評価するのでしょう?

パート E 自由回答問題は企業が聞く

実は、この部分に関しては、コンピューターが直接採点をくだすわけではありません。人が採点する際に使います。例えば企業がこのテストを取り入れていたとします。企業側は特別なアクセス方法で受験者の、パートEの回答部分を聞くことができるのです。その人の考え方や、どのくらい自然な英語を話しているかの判断材料となりますね。限られた時間の中で自分の考えをまとめ、英語で話すという、非常に実践的な能力が試されることになります。

企業側では、総合点と、このパートEの部分を使って人物を評価するわけですね。この部分は、契約した企業あるいは、団体だけしか聞くことができません。

このパートE の部分はコンピューター採点の対象ではないからといって試験が終わる前に途中で電話を切ってしまうとエラーが出てしまい、正確なスコアが出てきませんのでご注意ください。もちろん、団体受験や企業関係の方はこの部分が高く評価されますので、落ち着いて自分の意見を言えるように日頃から訓練しておく必要がありますね。


最近の電話には録音機能が付いていますので、もし、自分がどんな回答をしたのかあとで聞きたい場合は、テスト開始時点から自分で録音しておくと参考になるかもしれませんね。


まだまだ続く気になる質問 ⇒⇒
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